丹十三が遺した資料は8万点を越えます。それらを後世に残すため、きっちりした空調管理の下で保存しているのがこの収蔵庫です。
伊丹十三が描いたイラストや原稿、楽器や食器、衣服や靴に至るまで、ありとあらゆるものがこの中には収められています。その量が膨大なため、スタッフは資料の整理に追われる毎日ですが、徐々に整理が進んだ段階で、限定的にでも公開してより多くの方に伊丹十三の仕事や暮らしぶりを見ていただこうと考えています。
収蔵庫と言っても、ただ資料が置いてあるわけではありません。多くの種類の資料をジャンルごとに分け、伊丹十三の仕事ぶりが一目で分かるような「収蔵展示室」を目指しています。その中でも、伊丹十三が購入し、後に別宅としていた神奈川県湯河原にある家のダイニングルームが再現された一角は、家具や蔵書の並べ方まで本物そのままに再現しました。公開の日をお楽しみに!!(例年3月頃に募集し、5月中旬に開催。メンバーズカード会員限定のツアーも年2回開催しています。)
膨大な量の資料を収蔵
記念館の展示・建物