記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2016.09.26 上映ミニ解説

今年6月13日よりスタートいたしました「毎月十三日十三時の伊丹映画展示上映」は、これまでに4回開催いたしました。おかげさまでご好評いただいております。私どもスタッフも、毎回ワクワクしながらお客様をお迎えしております。

上映にお越しくださった方には、記念館オリジナルの「ミニ解説」をお配りしております。

mini_1.JPGこれまでにお配りしたミニ解説


作品の基本情報に加え、関連書籍の紹介やその作品に関する展示品についてのメモなど、毎回異なった内容を記載した解説です。
たとえば『タンポポ』のミニ解説では、「館内の"タンポポ"」と題しまして、記念館内でご覧いただける「タンポポ」にまつわるあれこれをご紹介いたしました。上映後ミニ解説を手に、あらためて館内を巡ってくださったお客様もいらっしゃったようです。

mini_3.JPG『タンポポ』のミニ解説
見開くとこんな風になっています


映画とあわせて楽しんでいただける内容ですので、ぜひ多くの方にお手に取っていただきたく存じております。

次回10月13日(木)は、『あげまん』(1990年公開)を上映いたします。もちろんミニ解説もご用意いたしますので、ぜひいらしてくださいませ。
※来年3月までの上映スケジュール等の詳細はコチラ
※13日が休館日の火曜日に当たる月は、翌14日を上映日としておりますのでお気をつけください。

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≪宮本信子館長出勤のご報告≫


先週の記念館便りでもその様子を少しお伝え致しましたが、9月18日・19日に、宮本信子館長が出勤いたしました!今回も、お客様のご様子をお写真でご紹介させていただきます。

guest_0826.jpg

皆様さまお話が弾んでいましたね。ご来館いただきまして誠にありがとうございました!
今後も宮本館長の出勤が決まりましたら、記念館ホームページ「ニュース」欄で告知させていただきます。ぜひ定期的にチェックなさってみてください。


スタッフ:淺野

2016.09.19 館長ただいま出勤中 & 初めての月例収蔵庫ツアー開催いたしました

皆様おはようございます。


昨日から、宮本館長が出勤しています。

kancho160918_4_2.jpgスタッフと打ち合わせをしたり~
(鬼が爆笑するのを恐れず来年の話もしております)

 

kancho160918_1.jpgkancho160918_2.jpgkancho160918_3.jpg

お客様のお話を伺ったり、記念撮影をしたり。
館長も楽しんでいます!

本日9月19日(月祝)は11時頃から15時45分頃まで在館し、ロビーでお客様をお迎えする予定です。三連休の最終日、ぜひお越しくださいませ。

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先週9月16日(金)には、収蔵庫ツアーを開催しました。

monthly_tour2016.jpg伊丹さんの愛用品、直筆原稿、蔵書などを
5つのコーナーに分類して
"展示風"に収蔵しているスペースです。

ガイダンスでのご説明やツアー中にご案内する内容は、これまで毎年5月に開催してきた「開館○周年記念イベント」とほとんど同じなのですが、月例化して初めてのツアーでしたので、気持ち新たに(?)けっこう緊張いたしました。

聞けば、ご参加くださったお客様も初めてのご来館とのこと。
「記念館があるのは知っていたのですが、これまでなかなか機会がなくて......収蔵庫ツアーの募集告知を見たので、行ってみようと思いました」と伺って、「ツアーを月例化したことで、伊丹十三を心に留めてくださる方がこの世に増えた!」と。いやぁ、とっても嬉しかったです。これからの励みにさせていただきます。


告知にご協力くださったマスコミ各社の皆々様も、ありがとうございました。

monthly_tour2016_card.jpgご参加くださった方には、お名前・写真・日付入りの
記念カードを差しあげます。

来月は10月16日(日)開催、9月末日までご応募を受け付けしております。
お気軽にご応募・ご参加くださいませ。初来館、再来館のきっかけにも、ぜひどうぞ。

学芸員:中野

2016.09.12 エッセイのイラスト

記念館便りをご覧の皆さま、こんにちは。先週あたりから、記念館中庭の回廊でコオロギなど秋の虫の鳴き声を耳にするようになりました。昼間はまだまだ暑いですが、季節は夏から秋へと少しずつ移り変わっているようです。

さて、ここ記念館のグッズショップは、伊丹さんが描いたイラストを使った商品を数多くご提供しています。

伊丹さんのエッセイの挿絵であるイラストも多く、エッセイを読んだことのあるお客様が「このイラストが好きなので」と、その商品をお買い上げくださることも。本日は、エッセイのイラストとそれを用いた商品を、該当のエッセイといっしょにいくつかご紹介しますね。

スパゲッティの正しい食べ方

supa-1.jpg

著書『ヨーロッパ退屈日記』の「スパゲッティの正しい食べ方」にあるイラストから。

このエッセイには、

 

ず、イタリーふうに調理したスパゲッティの前にきちんと座る。
スパゲッティとソースを混ぜあわせたら フォークでスパゲッティの一部分を押しのけて、皿の一隅に、タバコの箱くらいの小さなスペースを作り、これをスパゲッティを巻く専用の場所に指定する。これが第一のコツである。

 

(中略)

さて、ここからが大事なところよ、次に、フォークの先を軽く皿に押しつけて、そのまま時計廻りの方へ静かに巻いてゆく、のです。そして、フォークの四本の先は、スパゲッティを巻き取るあいだじゅう、決して皿から離してはいけない。これが第二のコツである。 

などとスパゲッティの食べ方が細かく書かれていて、お客様の中には「実際にこの方法で食べてみた」という方もいらっしゃるようです。このエッセイの挿絵の一つ、フォークを持った手とスパゲッティが描かれ、「スパゲッティを巻くスペースを作る。」と書かれたイラストは、Tシャツとマグネットにプリントされています。

supa-2.jpg


二日酔いの虫

hutuka-1.jpg

男性がこめかみから何かを引っ張り出しているこのイラストは、著書『女たちよ!』の「二日酔いの虫」の挿絵です。何をしているところのイラストなのか?については、エッセイの本文にこのように書かれています。

「あのね、二日酔いのひどい時にさ、顳顬(こめかみ)んところに小さな腫れ物ができるんだよね。これが実に痒いんだな。痒いから掻き毟る。掻き毟るうちにだね、腫れ物が潰れるだろう。その潰れたところをよく見ると、なにか芯みたいなものがのぞいているじゃないか。ハハーンこいつだなと思ったから 、私はその芯をピンセットでつまんで、そおっと引っぱりましたね。すると出てくるんだよ、それが。ずるずると出てくるんだよ。紐みたいに、というか、干瓢みたいにというか、ともかく引っ張ればいくらでもずるずる出てくる」

このイラストは「スパゲッティの正しい食べ方」と同じくTシャツ、マグネットにプリントされている他、ゴム印にもなっています。Tシャツは白と黒の2カラーありますので、色違いで揃えてみるのはいかがでしょうか。

IMG_3820 (300x200).jpghutuka-2.jpg


新しい理髪師

rihatusi-1.jpg

同じく著書『女たちよ!』の「鬚を剃った魚の話」には、「新しい理髪師」という題のイラストが載っています。エッセイにはこんなふうに。

仕方なく、私は大きな魚が白いエプロンをして理髪店の椅子にかけている絵を描いてやった。魚は小さな目で天井のほうを見ている。あるいはうたた寝をしているのかも知れぬ。そうして手前のほうには白い上っ張りを着て、鼻のまわりが妙に黒い、顔の長い猫が革砥で剃刀をといでいるのだ。

このイラストのうち「大きな魚が白いエプロンをして理髪店の椅子にかけている絵」はゴム印に、「白い上っ張りを着て、鼻のまわりが妙に黒い、顔の長い猫が革砥で剃刀をといでいる」イラストは同じくゴム印と缶バッジになっています。

rihatusi-2.jpg

エッセイストであり、イラストレーターであった「伊丹十三」の記念館ならではの オリジナル商品ですので、伊丹さんの著書でイラストをご覧になったことがある方は、ぜひチェックしてみてください。逆に、気に入ったイラストが書かれているエッセイを読んでみるのもおすすめです。ぱっと目にするだけでも味のあるイラストばかりですが、どんなふうに描かれたのか、また、何のイラストかわかると、また違った面白みを感じるかもしれません。


スタッフ:山岡

2016.09.05 しょうが

9月に入り、朝晩は暑さが和らいだように感じますが、日中はまだ気温が高いですね。
どこへ出かけても屋内は冷房が効いていますので、冷え性の私はカーディガンなどの羽織ものが手放せません。映画館や図書館のように数時間過ごす場所では、ひざ掛けがほしくなります。

冷え性を改善する方法として、「しょうがを摂るとよい」という話をよく聞きます。しょうがには、「ジンゲロール」や「ショウガオール」といった成分が含まれていて、それらの働きによって体が温まるそうですね。

記念館のカフェ・タンポポでも、しょうがを使ったドリンクメニューをご用意しております。
しょうが湯(十三饅頭とのセット)・しょうが紅茶・ソイジンジャーのホットメニュー3点と、ジンジャーペリエ・ゆずジンジャーペリエのアイスメニュー2点です。
5点のメニューすべて、記念館で手作りしたオリジナルしょうがシロップを使用しています。

g_syrup_1.JPG手作りしょうがシロップ
新しょうがを使用すると、ほんのりピンク色のシロップになります


g_tea_1.JPG

しょうが紅茶


ginger_1.JPGジンジャーペリエ


どのメニューもご好評いただいております。特にホットメニューは、体の芯から温まるように感じられますよ。
カフェ・タンポポのしょうがドリンクメニュー、夏の冷えが気になる方におすすめです。ぜひ、どうぞ。

スタッフ:淺野

2016.08.29 9月の予定まとめます

9月の催しについて告知の機会をいただけるということで、最近、ご取材を2件お受けいたしました。ラジオとテレビです。

おもに収蔵庫ツアー月例化に関するプレスリリースを元にした収録ということで質問されるであろうことがほとんど決まっていたのと、どちらのご取材でも「こういう番組の中で、このぐらいの時間を使って、こういう順番に編集でつなげますから、ここではこういうお話をしてください」と丁寧に説明していただいたおかげで具体的なイメージを持つことができ、アガリ症の私でも(比較的)安心してお話しすることができました。

0829shuzoko.jpgご取材の方も収蔵庫のお下見を楽しんでくださいました

が、ド直球のご質問というものは、「よかった、今回はウロたえることなく終われそう~」と思った頃に、ズバーーン! と投げこまれるもので――

「では、ナカノサンにとって伊丹十三さんはどんな存在の人ですか!?」
「えっっ」

「ナカノサンにとって伊丹作品とは!?」
「ええぇっっ」

最重要事項だと承知していながら、こういった本質的なことほど、不意に尋ねられると身構えてしまいます。お答えするのに15秒ほど考えてしまったでしょうか。
「生放送じゃないから大丈夫ですヨ」と慰めていただきましたが、ひねり出した答えって伝わるものが少ないんだろうなぁ、と悔やみました。これからは、寝起きであろうが、夜道のすれ違いざまであろうが、聞かれたら即答できるようにしておかなくては!

そういえば、1年前には↓こんな投稿をしたのでした。"極意"のなんと遠いこと......
宣伝マンとしての伊丹十三」 


さて、9月の催しは大盛り&イレギュラーですので、予定を以下にまとめます。

1313_0914marusa2.jpgイレギュラー日程にご注意ください!

常設展示室で『マルサの女2』(1988年)を観よう!
9月14日(水)13時~
※"十三日・十三時の伊丹映画"シリーズの催しですが、今月は13日が休館日の火曜日にあたるため、翌14日の開催とさせていただきます。

月例収蔵庫ツアー
9月16日(金)11時~/15時~
※8月31日(水)までご応募受付中です。応募者多数の場合は抽選となります。
 10月16日(日)開催分は、9月17日(土)から30日(金)に受け付けいたします。
 詳しくはコチラをご覧ください。

宮本信子館長出勤
9月18日(日)14時30分頃~16時30分頃
9月19日(月祝)11時頃~15時45分頃
 ※当日の状況により、滞在時間等は変更になることがあります。

日に日に過ごしやすい気候になってまいりました。みなさま、ぜひお出かけくださいませ。

学芸員:中野