記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2025.11.10 手拭い

11月も半ばに入ってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

記念館では中庭の桂をはじめとした木々の葉が色づき、ぽつぽつと落ち始めました。今年の夏は長く、9月の終わりごろまで暑かったので、秋はほとんど駆け足に過ぎて冬に向かっています。最近、ご近所の金木犀が一斉に咲いて、甘く華やかな香りが漂うなかで通勤しております。年々秋が短くなっている気がするのですが、過ごしやすいこの時期を少しでも長く楽しみたいと思う今日この頃です。

 

s-IMG_7958.jpg中庭の桂の葉

先の方が色づいています

 

愛媛に移り住んでもうすぐ4年になるのですが、こちらに来て大きく変わった習慣のひとつに、「定期的に温泉に行く」があります。地元にも有名な温泉地はありますが、車で1時間以上移動しなければいけない場所にあり、気軽に温泉に通うことができませんでした。しかし、愛媛は街中にいくつも温泉施設があり、仕事帰りや休日のお出かけのついでに本当にふらっと立ち寄ることができます。昔から温泉が好きだったので、気軽に立ち寄れる温泉がたくさんあることが嬉しく、こちらに移り住んでからはほぼ週に1度のペースで温泉に通うようになりました。

 

はじめは着替えを持参する程度だったのですが、移り住んで半年経つ頃にはお気に入りのシャンプー・リンス、タオル、ドライヤー、スキンケア用品一式も持っていくようになりました。

そんな日々使用している温泉用グッズの中で大活躍しておりますのが、こちらの記念館オリジナルの手拭いです。

 

s-IMG_7959.jpg記念館オリジナルの手拭い

私は空色を愛用しております

 

 

手拭いなので、薄くて軽くて持ち運ぶときにかさばらない。泡立ちが良く、すすいだときの泡切れも良くて便利。湯船につかるときには長い髪をまとめるのに頭に巻いておけますし、体をさっと拭いてから浴室を出ることができる。などなど、大変使い勝手が良いのですっかり温泉のお供です。

 

記念館オリジナルの手拭いは宮本信子館長プロデュースの商品でございます。伊丹さんの描いたカチンコの絵が並んでおりまして、端には「ITAMI JUZO MUSEUM」の文字がございます。さらりとした肌触りで使い心地がよく、黒色・空色・白色ピンク柄の3種展開されておりまして、お土産として大変好評です。

s-IMG_7962.jpg染めは捺染ですので、柄も文字も綺麗です

 

私は温泉に入るときに使用しておりますが、目隠しとして小窓などのカーテン代わりにさげる、日よけや寒さ対策として首に巻く、ペットボトルホルダーの代わりに使う、など様々な用途で使用することができます。以前手拭いをお買い求めくださった方は、「気に入った柄の手拭いは額縁に入れて部屋に飾っています」とお話しくださいました。

様々な使用用途のある手拭い、オンラインショップでもお取り扱いがございますので、よろしければぜひお買い求めください。

 

さて、今週の木曜日は13日となりますので、記念館ではおなじみの「毎月十三日は記念館で伊丹十三の映画を観よう!」が13時から開催されます。2025年度6本目は『お葬式』。ご入館料だけで映画を全編ご覧いただけますので、13日にはぜひ記念館へお越しください。

学芸員:橘