こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2012.04.30 看板がつきました
記念館らしいデザインで敷地内といえども国道33号線からも結構目立ちます。
オープン当初より「この前の道を通ったけどどこにあるのかわからなかった!」というご意見を頂くことがありましたがこれで一目瞭然!

来月には開館5周年を迎える記念館ですがせっかくご意見を頂戴してもなかなか実現することが難しいこともありますが、このように良くなることは今後もどんどん実現していければと思います!

タンポポの綿毛って「ふーっ」とするとすぐに飛んでいくイメージがありますがこれが意外と飛びません。綿毛になってから1週間程度経過してやっと数日後にふわっと飛びます。と言っても多くは雨風で近くにおち、周りでどんどんタンポポが増えていきます。看板の前の土地が記念館で一番のタンポポ畑になっていますので、看板とあわせてご覧ください!
スタッフ:川又
2012.04.22 第4回伊丹十三賞の贈呈式を開催いたしました
4月19日(木)、国際文化会館で第4回伊丹十三賞の贈呈式を開催いたしました。受賞者の森本千絵さん、森本さんのご家族・お仲間、そして伊丹十三にゆかりのある方々、当財団の関係者の皆様、約80名様にお集まりいただきました。以下、贈呈式の様子をご紹介いたします。
選考委員・中村好文さんの祝辞
「選考会の直後、森本さんにこの賞を受けていただけるかどうか打診したのですが、そのときの反応はあまりにも愉快。かつ、いかにも森本さんらしいものでした。森本さんは伊丹十三賞の受賞者に選ばれたと聞いて、間髪を入れず『チョーウレシイ!』(場内笑)と言ったそうです。この言葉を聞いたとき、その場に居合わせた人たち全員の顔がパッと笑顔に輝き、あたりが華やかな空気に包まれました。そしてその瞬間、私は森本さんを選んだことが間違いではなかったことを確信したのでした。
今回の授賞理由の中には『子供から大人まで、わかりやすく楽しく、こころの奥にまで届く独自の世界観』という言葉が入っていますが、森本さんの笑顔はまさにわかりやすく心の奥にまで届く笑顔なのです。
伊丹十三は様々なジャンルで才能を発揮し、独自の世界を作りあげた人でしたが、その仕事を眉間にシワを寄せてするのではなく、いつも本人が一番楽しみながらしてきたように思います。森本さんもジャンルという面倒な垣根を軽々と乗り越え、ご本人が誰よりも楽しみながら仕事をしている方だとお見受けします。
森本さん自身もen°報という一種の壁新聞の最新版に伊丹十三賞受賞の言葉として『しばらくまとまることなく、できることをどんどん楽しんでいきたいと思います』と書かれています。そのような発展途上の人、そしてこれから切り開かれるであろう無限の可能性に対して、伊丹十三賞を贈呈できることを選考委員のひとりとして誇りに思います。」
森本千絵さんのスピーチ
「本日は、ほんとうにありがたい賞...チョーウレシイ賞(場内爆笑)をありがとうございます。ここにいらしてくださった方々、学生時代からの仲間であるスタッフ、みんなで分かち合いたいと思います。
私は小さい頃から絵を描くことがほんとうに大好きで、とくに賞を目指してとか広告を目指してということではなく、楽しいほう楽しいほうに流されていって、やることすべてに必然的な出会いがあって、目の前の人と楽しみたくなって、誰かが喜ぶとすごく嬉しくなって、それにお調子者でもあって、それで動いていくとものごとがどんどんカタチになって、知らない間にこういうかたちになっていて、『何屋さんなの?』って聞かれることがよくあるんですけれども、いろんなことをやらせていただいてます。伊丹さんほどではないんですけど(笑)、実際のところは、広告をはじめ絵を描くこと、空間のお仕事、映像のお仕事をやってますが、どれに対しても態度は変わらず、難しさも変わらず、迷惑かけることも変わらず、やらせていただいてます。
伊丹さんは『私自身は空っぽの容れ物にすぎない』とエッセイ(『女たちよ!』前書き)に書いています。私も自分がないというのは変ですが、もしほんとにひとりぼっちだったら自分が楽しいことも見つけられないし、自分がどういうものなのか分からないですけども、ひとりひとり、その人に出会うと、気持ちがドクっと動くものがあって、「あ、こんなことが好きなんだ」、「こんなことがしてみたいんだ」っていうことが見つかっていくので、たくさんのことを今やらせてもらっているのは、それだけたくさんの人に出会ってきたからだと思ってますし、まだまだたくさんの人に出会うかと思うと、自分でも想像したことのないこともこれからやるんじゃないかな、とも思ったりしてます。
かっこいいと思ってる人の賞をもらうのが根本的にめちゃくちゃ嬉しいです。上手い下手とか、正しいとかじゃなくて、かっこよく生きてるな、楽しそうだな、と思う人の作品が好きで、だから伊丹さんの作品も、選考委員のみなさんの作品も『かっこいいなぁ~!』と思って見てきました。
広告とかの肩書きの中にはまった賞をもらったときは『見てろよ~』っていう気持ちが多少あって(笑)真面目にしゃべんなきゃって思うことはあるんですけど、この賞は、人間としてというか森本千絵として、父と母に育てていただいて、たくさんのお友達に出会って、たくさんの仕事をして、肩書きに関係なくみなさんに支えていただいたことが、私はめちゃくちゃ幸せに生きてるなぁというか、捨てたもんじゃないなぁ、というふうに、ほんとうに個人的に、森本千絵として、めちゃくちゃ嬉しいです。ほんとうにありがたい賞だと思ってます。そして、こういうことがあるから『いろいろやってやろう』ってますます思うし、これから流されるまま楽しいこといっぱいあるんだなぁっていうふうな希望も湧いてます。ほんとうにこんなありがたい賞をいただいて、とても嬉しく思ってます。ありがとうございます。」
スピーチの合間に「あぁキンチョーする...」、「こんなに汗をかいたのは初めてです(笑)」と仰っていましたが、笑顔を交えて飛び出すライブな表現もとてもチャーミングで、ご来場の皆様もチョーウレシそうでした! 森本さん、伊丹十三賞を幸せな賞にしていただき、ほんとうにありがとうございました。
宮本館長のごあいさつ
「今日はたくさんの方々にお集まりいただき、まことにありがとうございます。森本さんが控え室でものすごく緊張してらして、もう初々しくって可愛らしくて、伊丹さんも、森本さんにこの賞を贈ったことをすごく喜んでいると思います。そして、ますます自由に、いい仕事を、楽しく、そういうことをいっぱいして欲しいって、そう思います。がんばってください。では、みなさんと一緒に、森本さんを祝福したいと思います...」
ということで、館長の「カンパーイ!!!」の音頭とともに祝賀パーティーが始まったのでありました。
ご来場くださった皆様のおかげで、今年もまたあたたかくにぎやかなパーティーにしていただきましたこと、厚くお礼申しあげます。ご取材にお越しくださった皆様、会場の国際文化会館の皆様も、まことにありがとうございました。(来年もどうぞよろしくお願いいたします...!)
2012.04.16 春風で感じたこと
こんにちは。4月中旬となり、ようやく桜も咲き始めてお花見ができるようになりましたね。愛媛県の今年の春がくるのが少し遅かったようです。そして4月3日は春風という名の暴風雨でした。台風並みの風で外出していた人は大変だったと思います。でも幸い火曜日(休館日)でしたので記念館にお越しになるお客様は大変な目に合わずに済み本当に良かったです。私は用事があり外出をしていました。暴風雨の中、飛ばされそうになる傘を支えながら思ったのは「伊丹さんなら天気が悪い日でも快適に外出できるような道具などを発明していただろうな」ということでそこから私の頭の中で「強い風の中でも前に向いて歩ける道具」ならどんなのがあるかなと勝手に考えを膨らませていました。既に皆様もご存知かもしれませんが、伊丹さんは多方面で活躍していました。イラストレーター、CM作家、商業デザイナー、俳優、エッセイスト、映画監督など・・・。



一つの事柄に対して強い探究心を持ち、伊丹さん自身の丁寧な答えを完成した作品などで一つずつ表していました。「強い風の中でも前に向いて歩ける道具」というような漠然とした考えで留まってしまう私ですが、きっと伊丹さんなら現実のものとして実現でき、かつ他人が理解できるものを作ってしまうんだろうなと思います。記念館でそんな伊丹さんの世界に触れることで「なるほど!」と思う気持ちが芽生えるかもしれません。それがもしかしたら皆様の「新しい何かのきっかけ」になることもあるかもと思います。私が「伊丹さんなら・・」と思ったように記念館に訪れた方々がご自身にプラスになる「何か」を掴んでいただけたら良いなと考えます。4月は新生活、新しい習い事、新学期のスタートの時期ですね。新しいことで戸惑いがあったとき伊丹さんについて触れると良い考えが閃くかもしれません。記念館にはカフェがありゆっくり座れるスペースがあります。中庭が見え開放感もあり、中庭の桂の木やタンポポを見ながら、建物からも伊丹さんを感じていただけると思います。

館内は静かで時折かすかに鳥の声が聞こえてきます。自然の中に1軒だけ立っている建物のようで良い雰囲気です。是非お一人でも気軽にお越しくださいませ。スタッフ:井川
2012.04.09 5周年記念グッズセットの販売について
5月15日の開館5周年を記念して、記念館オリジナルグッズのセットを販売致します。
特典として館長宮本の直筆の色紙や、非売品の『マルサの女2』缶バッジをプレゼントいたします。
期間:2012年5月1日~5月31日の期間限定販売
価格:6,405円のところ→5,000円(税込)
販売数:10セット限定販売

【セットの中身です。Tシャツはお好きなデザインをお選びいただけます。】
・Tシャツ(お好きなデザイン、サイズをお選び頂けます。)
・伊丹十三記念館ポストカードセット(全26枚入り)
・クリアファイルA4 2枚(2デザイン各1枚)
・クリアファイルA5 1枚
・缶バッジ(猫の右手)
・伊丹十三記念館オリジナルシール
今年は特典が豪華です。メインは館長・宮本信子直筆のサイン色紙です。松山に来る時間が取れなかったため、購入したサイン色紙を東京まで送り、記入・返送してもらいました。
その他にも、非売品の『マルサの女2』の缶バッジと、館長・宮本からこのグッズセットを購入してくださった皆様へのメッセージカードもございます。
【館長・宮本信子直筆の色紙】
【はがきサイズのメッセージカードと非売品の『マルサの女2』缶バッジ】
セットの発売は5月1日から行いますが、本日よりオンラインショップにて予約を承ります。
10セットの数量限定販売ですので、皆様お早めに!
ご予約はこちらから → 開館5周年記念グッズセット

【中庭のタンポポが満開です。】
スタッフ:川又
2012.04.02 第4回伊丹十三賞の受賞者が決定しました!
毎年春の恒例となりました伊丹十三賞。第4回の受賞者が決定いたしました!
あ、「伊丹十三賞ってナーニ?」という方のために、ごくカンタンにご説明いたしますと(このご説明も毎年恒例となりつつありますが...)、「伊丹十三が活躍した分野で、多くの方の知性に生き生きとした刺激を与える面白い仕事をなさっている方にお贈りする賞」でございます。
※詳しくはこちらをご覧ください↓
当館ホームページ内「伊丹十三賞概要」
宮本信子Official Site内「タンポポだより」
今回の受賞者は、goen°(ゴエン)主宰・コミュニケーションディレクター・アートディレクターの森本千絵さんです!

(c)kazumi kurigami
そんな森本さんのお仕事、すなわち「子どもから大人まで、わかりやすく楽しく、こころの奥にまで届く独自の世界観と、ジャンルを問わない作品の可能性にたいして」、第4回伊丹十三賞をお贈りさせていただくことになりました。ご受賞、まことにありがとうございます。
贈呈式は4月中旬に東京都内で開催する予定です。どんな式になるのでしょうか...レポートいたしますので、お楽しみに!
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<ちょこっと告知>
開館5周年記念・収蔵庫ツアー参加者募集中です。
直筆原稿などの仕事や、衣類、食器、楽器などの愛用品が収められている収蔵庫は、普段は公開していません。展示と併せてご覧いただきますと、伊丹さんをより身近に感じていただけます。絶好の機会ですので、4月23日までにぜひぜひご応募ください!
※詳しくはこちら



