伊丹十三賞 ― 第18回受賞者(2026年)

受賞者

岸本 佐知子(きしもと さちこ)
翻訳家

岸本 佐知子

撮影:有村 蓮

【プロフィール】
神奈川県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業後、洋酒会社勤務を経て翻訳家に。
訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、リディア・デイヴィス『話の終わり』、ミランダ・ジュライ『いちばんここに似合う人』、ジョージ・ソーンダーズ『短くて恐ろしいフィルの時代』、ショーン・タン『セミ』ほか。
編訳書に『変愛小説集』『居心地の悪い部屋』『コドモノセカイ』ほか。
著書に『気になる部分』『死ぬまでに行きたい海』『わからない』『あれは何だったんだろう』ほか。
『ねにもつタイプ』で第二十三回講談社エッセイ賞を受賞。

授賞理由

現実世界をひょいと裏返してみせるような、翻訳とエッセイのオリジナルな仕事に対して

伊丹十三賞選考委員会

受賞者コメント

 私の十代、二十代、三十代と、伊丹十三さんは雲の上の憧れの大人でした。エッセイ、映画、翻訳、雑誌、創り出すものすべてが面白く、しかもその一つひとつが型破りでスタイルがありました。
 そんなかっこいい大人代表の伊丹さんのお名前を冠した素晴らしい賞を、いい歳をしていまだにアルジェリアとナイジェリアがこの世にあることの不思議を克服しきれていないような脳内五歳児の私が頂戴してしまっていいのだろうかと内心ドキドキですが、これからはもっと精進して、死ぬまでにはなんとか成人したいと思っております。館長の宮本信子さんと選考委員および関係者の皆様に、心より感謝を申し上げます。


伊丹十三賞