伊丹十三賞 ― 第15回受賞者(2023年)

受賞者

三谷 幸喜(みたに こうき)
脚本家

三谷 幸喜(みたに こうき) 【プロフィール】
1961年、東京都出身。
日本大学藝術学部演劇学科在学中の1983年に「劇団東京サンシャインボーイズ」を結成。
「振り返れば奴がいる」(1993)で初の連続ドラマ脚本を担当。その後、「古畑任三郎」シリーズ(1994~)、「王様のレストラン」(1995)などが次々と大ヒットを記録。
1994年に人気絶頂期の劇団は30年の充電期間に突入。以降はプロデュース公演形式で数多くの作・演出舞台を発表している。
また、「ラヂオの時間」(1997)から「記憶にございません!」(2019)に至るまで、脚本・監督を務めた映画は海外でも人気を博している。
2022年には、「新選組!」(2004)、「真田丸」(2016)に続く3作目のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を手がけ大きな話題を集めた。

授賞理由

つねに企みをもちながら、脚本、演出、エッセイ、コメンテーターなどの仕事に取り組み、独自の境地を切り拓いた予測不能の才能にたいして。

伊丹十三賞選考委員会

受賞者コメント

どんなジャンルの仕事でも、「笑い」の要素を大事にし、常に人に楽しんで貰いたいと思ってやってきました。そして、ものごとを一面ではなく、様々な観点から見ることの大切さも忘れないようにしてきました。それって、すべて伊丹さんから教えて頂いたことなんです。
伊丹十三さんと出会えたことは僕の何よりも宝物です。僕の三分の二は伊丹さんから教わったもので出来ていると言ってもいいくらい。今回、こんな素敵な賞を頂いて、ちょっとだけ伊丹さんに褒めて頂いたようで、感謝の思いで胸がいっぱいです。


伊丹十三賞