こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2026.06.29 続・包丁
梅雨真っ只中の松山です。比較的涼しい日々が続いております。中庭の桂は雨が多く元気そうです。
わたくしは企画展示室を通る際、毎度必ず見るものがあります。それは伊丹さんの包丁コレクションです。先週の記念館便りを読んで、それはわたくしだけではなかったことを知りました。橘学芸員も同じように伊丹さんの包丁を眺めていたようです。
『最近は展示室をとおるたびに、企画展『伊丹十三の「食べたり、呑んだり、作ったり。」』にて展示されている、伊丹さんが愛用していた包丁を羨ましく眺めております。』
先週の記念館便り 学芸員 橘『包丁』
伊丹さんの包丁コレクション
以前とあるインターネット掲示板の「もっと早く買えば良かった」と思うものを挙げた中に「菜切り包丁(なきりぼうちょう)」という意見を見つけました。菜切り包丁とは、刃が直線的で四角い形状をした、野菜を切ることに特化した日本の伝統的な和包丁です。
現在の企画展『伊丹十三の「食べたり、呑んだり、作ったり。」展』で展示されている伊丹さんの包丁コレクションの中にも、この菜切り包丁があり、普通の三徳包丁しか持っていなかったわたくしは、展示室を通るたびにこの伊丹さんの包丁を羨ましく眺めておりました。しばらく眺めておりましたが、結局、去年購入いたしました。
中央にある長方形の刃の包丁が伊丹さんの菜切り包丁。老舗『有次』のもの。
購入した菜切り包丁
力を入れずに野菜が切れ、切った野菜の移動も楽になり、噂通り大変使い勝手がよく、こちらを購入後、他の包丁をほとんど手に取らなくなってしまいました。
さて、先週ネットニュースで見かけた記事では、最近の若年層は『包丁キャンセル調理』をする人が増えているということです。忙しい日々の中で、手抜きではなく、調理を続けるための術だということですが、それも大変結構ではあると思いますが、ワクワクがあると家事は楽しくなるものだと思います。ここは、ひとつ、新しい包丁を買ってみるというのも手ではないかと思いますがいかがでしょうか。
現在の企画展には包丁の他にも伊丹さんの美しい台所用品の品々が並んでおります。それらをご覧になると新しい調理道具が欲しくなり、新しい調理道具を買うと使いたくなり、ワクワクが加速してどんどん料理をしたくなる、という流れになること間違いないと思います。ぜひおすすめいたします。
スタッフ:川又
記念館便り BACK NUMBER

