記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2018.01.29 手拭いのススメ

毎日寒い日が続きますね。こんな時期は洗濯物を取り込む際の「このタオルまだ湿ってる!」という「厚手のタオルあるある」に悩まされている方も多いのではないでしょうか?そんなこの季節に私がおススメしたいのは、乾きの早い「手拭い」です!

個人的に特におススメしたい手拭いの使い方は、キッチンで手をふくのに使う方法です。キッチンのクロス関係というのは衛生面からも1日に何度も取り替えたいものですが、手拭いですと上に述べたようにすぐ乾き、嵩張らないゆえ洗濯物が増えるということも気にせず、どんどん替えられるので本当に重宝しています。

手拭いを使っていると聞くとなんだか「質素でていねいなくらし」的なものに憧れているように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、少しでも日常の生活の負担を減らすために試行錯誤する中で、辿りついたという形です。ちなみに台拭きは使い捨てのものを使用しています。省けるものは省くしかありませんね。消毒する手間は省ける手間ですね。全く、質素でもていねいでもありませんね。

さて、こちらは伊丹十三記念館のグッズショップでとても人気がある手拭いです。全部で3色。

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それぞれ魅力的で色違いで全部欲しくなりますよね!
伊丹さんの描いたカチンコのイラストを使ったデザインで映画監督・伊丹十三の記念館にぴったりのお土産で人気があります。

ご来館の際にはお手に取ってご覧くださいませ。おススメします!

スタッフ:川又

2018.01.22 新しい陶器の販売を開始しました

記念館便りをご覧の皆さま、こんにちは。
驚くほど暖かい日があったり逆に冷え込みの厳しい日があったりと気温差の大きな今日この頃ですが、体調など崩されていませんでしょうか。

さて、記念館ショップ店頭にある『宮本信子のお気に入り』スペースで新しい柄のお皿とカップの販売を開始しましたので、お知らせいたします!

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『宮本信子のお気に入り』スペース

このスペースには、伊丹さん一家とご縁あって約40年家族ぐるみのお付き合いを続けている陶芸家・岡本ゆうさんが制作した陶器が並んでいます。
ご来館になったお客様はご存知の方も多いと思いますが、岡本さんの陶器はどれもシンプルであたたかな雰囲気のものばかり。もちろんひとつひとつ手作りで、宮本館長も日々愛用している「お気に入り」の品々です。

plate (300x200).jpg新発売のお皿

magcup (300x200).jpg新発売のカップ

普段使いの「お気に入り」としてだけでなく、ちょっとした贈り物としてお買い求めくださる方もいらっしゃいます。
ショップ店頭のみで販売しておりますので、ご来館の際はぜひどうぞ!

また、陶器の隣りに置いている宮本館長手作りの箸置き、鍋つかみ(共に非売品)もたくさんのお客様が手に取ってご覧くださっています。中には「私も作ってみよう!」と仰るお客様もいらっしゃいますので、こちらも合わせてご覧くださいませ。

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宮本館長の手作り箸置き・鍋つかみ

スタッフ:山岡

2018.01.15 『おじさん』展 お役立ち情報

1月も半分が過ぎてしまいましたが、皆様お元気に2018年をお過ごしでしょうか。

本年は、企画展『おじさんのススメ ―シェアの達人・伊丹十三から若い人たちへ』を通じて「おじさん普及活動」を推進してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、この新企画展については、他のスタッフもオススメの声を続々と投稿してくれていますが、今日は私からもご紹介を――

展示を考えるときにいつも心がけてきたように、今回も「伊丹十三の仕事ぶりや人柄を楽しく知ることができる」だけではない、お役立ち情報を随所に忍ばせています。

たとえば、こちらは『あげまん』のプレスキット。

ageman_press.jpg一般には出回らないものなので、映画ファンの方にとっても
珍しい資料なのではないかと思います。

クランク・インの前、マスコミ向けに「今度はこんな映画を作ります」と配布した資料です。

紙製ホルダーに入ったA4版7枚、文章だけの資料なのですが、新聞・雑誌・テレビで取り上げてもらえるように、「作品のテーマと内容がよく理解できて、しかも大いに興味をそそる」、そんなふうに伝えるための仕掛けがいろいろと凝らされています。

企画書やプレゼン資料を作成する機会のある方で「もうちょっと上手に作れるといいな」と感じている方はたくさんいらっしゃると思うので、「このプレスキットはみなさんのお仕事の参考に(も)なるはず!」とお出ししてみました。

写真や映像をたくさん用いる近頃のプレゼンに比べると随分シンプルなキットですが、分かりやすさ・見やすさを生み出すポイントは、時代によってそうそう変わるものではないと思うんですね。構成の仕方・見出しのつけ方・レイアウトなど、資料の要素のひとつひとつに、よりよく伝える基本的なコツをご覧いただけます。(もちろん、伊丹映画に関する文章として、純粋に楽しんでいただくにも最高の読み物です。)

ageman_press_display.jpg展示台の中には並べきれない!でもご覧いただきたい!!
ということで、壁面に全ページお出ししております。

このほか、メモして帰ってお家でお試しいただきたい「10分でできる極上サラダ」など、美味しいお役立ち情報も多数ございます。

ぜひ、ご家族・ご友人を誘ってお越しくださいませ。

学芸員:中野

2018.01.08 新企画展

2018年がスタートして一週間が過ぎましたね。
昨年末の記念館便りでもお知らせしました通り、記念館では新企画展『おじさんのススメ シェアの達人・伊丹十三から若い人たちへ』がスタートいたしました。

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企画展示室内のようす


記念館にいらしたお客様が、「どれだけ伊丹さんから影響を受けているか」についてスタッフに熱心にお話ししてくださることがあります。そんな時は、皆さまが伊丹さんから受け取ったことは、いつまでも心の中にあるのだなと感じます。
今回の企画展は、そんなおすすめ上手な伊丹さんが皆さまにすすめたものと、その手法を、エッセイ・イラスト原画・映像などで楽しくご覧いただける内容になっています。

たとえば、伊丹さんがどのように自身の映画を"おすすめ"したのか、つまり映画の宣伝方法をご紹介しているコーナーがあるのですが――

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「自作の宣伝」コーナーの一部


――インパクトのあるタイトルを考え、特報映像に出演し、ポスターやチラシ、パンフレットの制作にも力を注いでいます。そのすべてにこだわりがあり、できあがったものは......とってもおもしろい!

熱心なファンの皆さまはもちろんのこと、まだよく伊丹さんを知らないという方にも楽しんでいただけることと存じます。ぜひ、いらしてくださいませ。
皆さまのご感想を伺えますことを、楽しみにしております。

スタッフ : 淺野

2018.01.02 館長・宮本信子から新年のご挨拶

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今年は伊丹十三の没後20周年となります。


沢山の方々の愛情と情熱に支えられて
色々な計画が進んでおります。
私、とっても楽しみにしております。
本当に有難いことです。

何度も何度もお礼を申し上げます!感謝で一杯です。

皆様・・・今年も記念館を宜しくお願い致します。

穏やかな日々でありますように・・・・・・。

御来館をスタッフ一同お待ち申し上げます。


館長 宮本信子