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記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2026.04.20 『問いつめられたパパとママの本 新装版』販売中です!

記念館便りをご覧の皆さま、こんにちは。

すでに書店などで目にされた方もいらっしゃるかもしれませんが、先月の3月24日、単行本『問いつめられたパパとママの本 新装版』が発売されました!

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『問いつめられたパパとママの本 新装版』(中央公論新社)

待望の復刊です!

 

『問いつめられたパパとママの本』は、以前記念館ショップでも文庫版を取り扱っていましたので、ご存じの方も多いと思います。

 

今回「新装版」として復刊されたこの本は、伊丹さんが30代の頃に書いたエッセイが掲載されています。はじめて刊行されたのは1968年。単行本として中央公論社(現:中央公論新社)から発売されました。その後中公文庫や新潮文庫を経て、今回ふたたび単行本として、装い新たに販売開始となりました!


58年前に刊行された本が根強い人気を誇り、いまだに読み続けられて復刊されるというのは、本当にすごいことだと思います。


そんな『問いつめられたパパとママの本』について、改めてご紹介しますと――

 

「空ハナゼ青イノ?」
「夏ニナルトドウシテ暑イノ?」
「オ昼ナノニドウシテオ月サンガ出テイルノ?」

 

――などなど、子どもからふと尋ねられる素朴な、でも改めて聞かれると大人がうまく答えられない質問に、伊丹さんが科学的にかつやさしく回答してくれるという内容です。

 

子どもの純粋な好奇心から生じる質問に、大人が曖昧に答えたりごまかしたりしてしまわないように、伊丹さんが " 生まれつき非科学的な人 " のために書いたのだそうです。

 

この本を私は、生まれつき非科学的な人、つまりあなたのために書いた。

(中略)

子供の好奇心を、正しくいい方向に伸ばそうではありませんか。それは無限の可能性を秘めているみずみずしい知識の若木なのですから。
 そうして、そのためには―子供に問いつめられたパパとママよ、まずあなた自身が科学的な物の考え方を身につけるほかないと私は思う。知識に対する、憧れと畏れを身につけるほかないと私は思うのであります。

(『問いつめられたパパとママの本』前書きより)

 

読むとまず伊丹さんの知識量に驚きますが、伊丹さんならではのユーモアたっぷりの軽快な文体で書かれているエッセイは、楽しく読み進めながら知識も身についてしまいます。前述のような質問にさらっと科学的に答えられたら、子どもだけでなく大人から見てもカッコいいですよね。
目次をみて、興味のある"質問"からお読みいただくのもおすすめです。


そして、内容の面白さもさることながら、ところどころに登場する伊丹さん自筆の挿絵も必見です。味のあるユーモラスなイラストは、記念館の大人用チケットや、Tシャツやゴム印などのグッズにも使用されていますので、目にされたことがある方も多いかもしれません。

 

例えばこちらのイラスト。

20260420-4.jpg①「ママハイツモオ化粧シテルノニドウシテ肌ガアレテルノ?」の挿絵

 

 

20260420-5.jpg②「ネコノ眼ハナゼ光ルノ?」の挿絵

 

①は大人用の入館チケットに、②はTシャツやゴム印等に使用されています。

20260420-3.JPG入館チケット

 

20260420-6.jpgTシャツ

 

20260420-7.jpgゴム印

ご紹介した書籍やグッズはオンラインショップでもお求めいただけます。
エッセイもイラストも、ぜひ合わせてお楽しみください。


※※※※※※※※※※ トークイベント参加者募集のお知らせ ※※※※※※※※※※

特別展『伊丹十三の「食べたり、呑んだり、作ったり。」』の関連イベントを開催します!

記念館の事業や伊丹十三関連書籍の出版で長年のご縁をいただいている松家仁之さん(小説家・編集者)を聞き手に、伊丹十三の食の世界について、宮本館長が"おおいに語る" トークイベントです。現在、参加者のお申し込みを受付中です!
※定員に達し次第受付は終了いたしますのであらかじめご了承ください。

詳細はこちらをクリック

■イベント名:宮本 信子 館長× 松家 仁之 氏トークイベント
 伊丹十三の「食べたり、呑んだり、作ったり。」 ――宮本信子、おおいに語る。
■開催日:2026 年5月17日(日)
■時間:16 時~17時30分(開場15時)
■会場:伊丹十三記念館 カフェ・タンポポ
■定員:40名(事前申込・先着制/全席主催者指定)


スタッフ:山岡

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