記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2024.12.23 本の帯

記念館便りをご覧の皆さま、こんにちは。

 

皆さまは読む本を選ぶとき、何をポイントにされますでしょうか。

好きな作家さんの本、好きなジャンル、あるいはデザインで選ぶ方もおられるかもしれませんね。他にも、お仕事関係や学びたい内容から選ぶなど人によっていろいろだと思いますが、本に付けられた「帯」で選ぶという方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 

記念館のショップでは伊丹さんの著書や伊丹さんに関する本を取り扱っており、日々お客様にご購入いただいているのですが、先日3冊の本をまとめて買われたお客様の、選んだ決め手が「本の帯」でした。

 

お客様曰く「(展示を見て)伊丹さんに興味を持ったら、帯のキャッチコピーが目に止まって読みたくなりました」とのことで、購入されたのがこの3冊です。

書かれたキャッチコピーをちょっとご紹介しますね。

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左から『伊丹十三の本』(新潮社)/『伊丹十三の映画』(新潮社)
/『伊丹十三の台所』(つるとはな)

それぞれの帯と書かれたキャッチコピーはこちらです。

"「ぼくの叔父さん(mon oncle)」は、こんな人だった――。"(『伊丹十三の本』)

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"そろそろ映画についてもお話ししましょうか――。"(『伊丹十三の映画』)

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"食いしんぼうですね、伊丹さん!"(『伊丹十三の台所』)

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いかがでしょうか。帯やキャッチコピーで興味を持たれた方は、本の詳細をご紹介している記念館便りをぜひご覧ください。

 

『伊丹十三の本』『伊丹十三の映画』『伊丹十三の台所』

店頭で内容を全て把握して本を買うのはなかなか難しいですが、目を引くキャッチコピーが書かれた帯が付いていると、「読んでみようかな」と思えて、後押ししてくれている感じがします。帯は、本の魅力を伝えて読者(になる人)と本を結びつけてくれるんですね。

記念館のショップの本で、現在帯がついているものを並べてみると、上述の3冊以外にこのとおり、たくさんありました。中にはデザインの一部になっているものもあります。
記念館にお越しの際はぜひご覧いただき、気になる本はご遠慮なく手に取ってみてください。

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上段:左から『女たちよ!』(新潮社)/『主夫と生活』(アノニマスタジオ)/
『中村好文 集いの建築、円いの空間』(TOTO出版)
下段:左から『MUJIBOOKS人と物8 「伊丹十三」』(無印良品)/
『ぼくの伯父さん』(つるとはな)/『テレビマン伊丹十三の冒険』(東京大学出版会)


さて、早いもので2024年も残すところ1週間余りとなりました。記念館は12月27日を年内
の最終開館日とし、来年は1月2日の朝10時より開館いたします。

本年も弊館をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
来る2025年も、伊丹十三記念館をどうぞよろしくお願いいたします。

<年末年始 休館・開館日のお知らせ>
2024年12月28日(土)~2024年1月1日(水)は休館いたします。
1月2日(木)3日(金)は開館時間を10時~17時(最終入館16時30分)とし、
1月4日(土)より通常開館いたします。

スタッフ:山岡