記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2025.09.22 「やあ、いらっしゃい」「ようこそお越し下さいました」

記念館便りをご覧の皆さま、こんにちは。
秋分の日を明日に控え、ようやく朝晩の暑さが和らいできた感じがしますね。そのぶん日中との気温差が出てきますので、体調にはお気をつけてお過ごしください。

さて、ご来館のお客さまから、記念館の印象について「伊丹さんのお宅にお邪魔したみたい」というお声をよくいただきます。

先日お越しくださった70代くらいのご夫婦からも「あまり博物館や美術館に行かないので少し敷居が高い感じがしていたけど、伊丹さんの家みたいな、気さくな記念館で寛げました」とのありがたいお言葉がありました。
「伊丹十三の家」をコンセプトに作られた記念館ですので、実際にご来館くださった方からそのように感じていただけて嬉しい限りです。

お客様によると展示、建物、桂の木やベンチがある中庭など施設全体の雰囲気からくる印象もそうですが、伊丹さんと宮本館長の「笑顔のお出迎え」もそう感じた理由の一つだったそうです。

そのお出迎えというのは、まずは伊丹さんからの「やあ、いらっしゃい」。

受付を終え、最初に入る常設展示室の扉が開くと、最初に伊丹さんの写真が目に入ります。

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にっこり笑う伊丹さんに「やあ、いらっしゃい」と迎えられて、「伊丹さん、こんにちは!」「お邪魔します!」と思わずほっこりする方が多いとのこと。書籍『伊丹十三の本』(新潮社)の表紙にも使われている、素敵な笑顔です。

そして、入ってすぐ左側のスペースでは、宮本館長の挨拶の映像が流れています。

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「伊丹十三記念館にようこそお越し下さいました」と、モニターに映し出された宮本館長が笑顔でご挨拶。伊丹さんや記念館について話しながら、来館された方をお迎えしています。

 ※ 同じモニターで伊丹監督映画作品の特報映像(映画撮影開始前、または撮影中など作品が完成していない段階で告知を開始するための映像)も再生されています。展示室に入るタイミングによっては特報が流れている場合もありますので、そちらをお楽しみいただき、続けて流れる宮本館長の挨拶映像をご覧ください。モニター前にはペンチを置いていますので、お座りになってご視聴くださいね。

伊丹さんと宮本館長の笑顔に迎えられ、「伊丹さんと宮本館長の家に招き入れられたみたい」「リラックスして展示を見ることができた」というお客様がたくさんいらっしゃいます。

宮本館長の挨拶の中にも「ここは、伊丹十三の家です」とのフレーズが出てきますが、本当にそのような感覚でご来館いただけたら幸いです。
笑顔の伊丹さんと宮本館長がお迎えしますので、友人の家に遊びに行くように、お近くにお越しの際はぜひお気軽にお立ち寄りください。お待ちしております!

****<お知らせ:開館スケジュールにつきまして>****

記念館の休館日は毎週火曜日ですが、明日9月23日は祝日のため「開館」いたします。
翌日の9月24日(水)が振替休館日とさせていただきます。

スタッフ:山岡