記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2025.08.25 テレビCMの日

記念館便りをご覧の皆さま、こんにちは。
8月も残すところあと1週間となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて今週木曜日の8月28日は「テレビCMの日」なのだそうです。

1953年8月28日、この日に放送開始となった民放テレビで初のテレビCMが流れました。これを受けて、のちに8月28日が「テレビCMの日」として制定されたそうです。

ご存知の方も多いと思いますが、伊丹さんはCM作家としての"顔"も持っていました。
松下電器(現:パナソニック)の冷蔵庫、西友、味の素マヨネーズ、ツムラの入浴剤、宝酒造のタカラCANチューハイ、そして四国名菓一六タルトなどなど――伊丹さんならではのアイデアを盛り込んだ数々のCM作品があります。

常設展示室「十二 CM作家」コーナーでは、そのいくつかを実際の映像でご覧いただけます。「もんたかや」で始まる、おなじみの一六タルトのCMもお楽しみいただけますよ。

同コーナーにはナショナル冷蔵庫のCMの制作メモや一六タルトのCM直筆原稿など、伊丹さんが書いたCMの原稿やメモなども展示しています。実際の映像と見比べると、CMが作られた過程や制作の工夫などが想像できて面白いかもしれませんね。

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【常設展示室「十二 CM作家」コーナー】

0825-2.jpg【CMの直筆原稿やメモを展示】

CM映像をご覧になった方から「見たことある!」「懐かしい」というお声をよく聞きます。何十年も前に放映されたCMにも関わらず多くの方が覚えておられるということは、それだけ印象深いCMだったのですね。

加えて「CM映像をみたら一六タルトを買って帰りたくなりました」という方もおられるという、今もなお、CMとしての効果も絶大のようです。

ご来館の際はぜひお見逃しなく!

伊丹さんが携わったCMは、記念館ショップで販売中のDVD「13の顔を持つ男」でもそのいくつかをご覧いただけます。
ご興味のある方はぜひどうぞ! (オンラインショップはこちら

0825-3.jpg【DVD「13の顔を持つ男」(税込3,300円)】

スタッフ:山岡