記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2024.07.29 第16回伊丹十三賞の受賞者が決定いたしました!

メディアで報じられていますので既にご存じの方もおられると思いますが――


第16回伊丹十三賞の受賞者は、俳優・アーティストとしてご活躍中の、のんさんに決定いたしました!

IMG_5434.JPG撮影:中村和孝

【プロフィール】
1993年7月13日生まれ。音楽、映画製作、アートなど幅広いジャンルで活動。
2016年、劇場アニメ『この世界の片隅に』主人公すずの声を演じ、第38回ヨコハマ映画祭審査員特別賞を受賞。2022年2月に自身が脚本、監督、主演の映画作品『Ribbon』公開(第24回上海国際映画祭GALA部門特別招待作品)。
2022年9月、主演映画『さかなのこ』で、第46回日本アカデミー賞「優秀主演女優賞」受賞。2024年12月、主演映画『私にふさわしいホテル』公開予定。DMMTVでの実写ドラマ『幸せカナコの殺し屋生活』今冬公開予定。音楽活動では、2023年6月に2ndフルアルバム『PURSUE』をリリース。


「伊丹十三賞」は、伊丹さんが才能を発揮した分野(エッセイ、ノンフィクション、翻訳、編集、料理、映画、テレビ番組、CM、俳優、イラストレーション、デザインなど)で活躍する方に贈られます。
"あらゆる文化活動に興味を持ちつづけ、新しい才能にも敏感であった伊丹十三が、「これはネ、たいしたもんだと唸りましたね」と呟きながら膝を叩いたであろう人と作品"に出会いたいと願い、2008年の伊丹十三賞の創設以来、15名の皆さまにお贈りしてまいりました。

   ※伊丹十三賞概要ページ。
    https://itami-kinenkan.jp/award/index.html
    これまでの受賞者の方々もご覧いただけます。


そして2024年、第16回を数える伊丹十三賞は「俳優、ミュージシャン、映画監督、アーティスト......困難を乗りこえ自由な表現に挑み続ける創作活動にたいして」を授賞理由に、のんさんにお贈りさせていただくこととなりました。

のんさんは俳優、音楽、映画製作、アートなど多方面で活躍されていて、上記のプロフィールで紹介されているだけでも活動の幅広さがうかがえます。

そしていろいろなことに " 挑み続ける " のんさんから、今回の受賞を受けて、お気持ちのこもったコメントもいただきました!

「すごい賞をいただいて衝撃を受けています。嬉しくて興奮冷めやらぬ状態です。」

 

「今まで自分のやりたいことを曲げずに無我夢中でやってきました。改めて、貫いていくべきなんだ。ということが胸にすとんと落ちてきて、凄まじい勇気をもらえました。」

  

   ※全文はこちら。ぜひお読みください!


受賞のご連絡を差し上げた時、のんさんが大変喜んでくださったと聞いて関係者・スタッフ一同本当に嬉しく思ったのですが、このコメントを読んでさらに「今回もまた素晴らしい方に受賞していただけた」と、大変感激しました。


贈呈式の模様は記念館便りで改めてご報告いたします。どうぞ楽しみにお待ちくださいね。

スタッフ:山岡