こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2024.07.15 アーティチョーク植え付けのその後
記念館便りをご覧の皆様こんにちは。
ここのところ雨が続く松山です。
営業には支障なく、伊丹十三記念館は通常通り開館しております。
さて、今から約3年前、2021年10月18日の記念館便り において、わたくしは『アーティチョーク』の苗をプランターに植えつけたことをご報告させていただきました。
画像:3年前植え付けたアーティチョークの苗
https://itami-kinenkan.jp/tayori/2021/10/005007.html
2021年10月18日 記念館便り『アーティチョーク』
アーティチョークとは、伊丹さんが著書『ヨーロッパ退屈日記』の中で、茹でて食べると美味しい野菜(ハーブ)として紹介しているものです。
画像:伊丹さんの描いたアーティチョークの蕾の絵
(ヨーロッパ退屈日記の挿絵)
わたくしはこの日の記念館便りの最後に『収穫できましたら、記念館便りにてご報告させていただきますので、期待してお待ちください!』と大きなことを言っておりましたが、この後このアーティチョークについて一度も触れずに今日までやってきました。
お察しの通り、このあと、わたくしはこの苗を枯らします。
それからしばらく経ち、長年の伊丹十三記念館メンバーズ会員様であるO様から、新たにアーティチョークの苗をいただきました。
紆余曲折ありまして、こちらが成長した2代目アーティチョークです。5月下旬撮影。
画像:5月下旬のアーティチョーク。蕾はソフトボール大の大きさです。
(O様その節は誠にありがとうございました、
あの日O様からいただいた苗はこんなに大きくなりました)
今にして思えばこれくらいで収穫するのがよろしかったのだと思いますが、うっかり収穫時期を逃してしまい、、、約1ヶ月後、6月下旬のお姿がこちら。
画像:6月下旬の開花したアーティチョーク。
花を咲かせてしまいました。アザミの仲間、と以前の記念館便りにも書いておりますが、その通り、アザミの花を大きくしたような花が咲きました。(正直ちょっと怖い)
ということで、本日はずっと気がかりだったアーティチョーク植え付け後の顛末をご報告させていただきました。
アーティチョークの蕾はお店で売っていることもありますので、見つけたら皆さんも買って、茹でたあと伊丹さん流に「小皿にオリーブ油を入れて、これにレモンを少々絞り、ブラック・ペパーをたっぷり、塩を少量振りかけてドレッシングを作る。食べ方、などといっても格別のことはない。アーティショーの葉っぱを、外側から順に一枚ずつむしってはドレッシングにつけて食べ」てみてください。
スタッフ:川又
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