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記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2023.07.24 第15回伊丹十三賞の受賞者が決定いたしました


みなさんこんにちは。

7月13日(木)、第15回の伊丹十三賞の受賞者を発表いたしました。
第15回の伊丹十三賞は、脚本家の三谷幸喜(みたに・こうき)さんにご受賞いただくこととなりました。


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【三谷幸喜さんプロフィール】
1961年、東京都出身。
日本大学藝術学部演劇学科在学中の1983年に「劇団東京サンシャインボーイズ」を結成。
「振り返れば奴がいる」(1993)で初の連続ドラマ脚本を担当。その後、「古畑任三郎」シリーズ(1994~)、「王様のレストラン」(1995)などが次々と大ヒットを記録。
1994年に人気絶頂期の劇団は30年の充電期間に突入。以降はプロデュース公演形式で数多くの作・演出舞台を発表している。
また、「ラヂオの時間」(1997)から「記憶にございません!」(2019)に至るまで、脚本・監督を務めた映画は海外でも人気を博している。
2022年には、「新選組!」(2004)、「真田丸」(2016)に続く3作目のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を手がけ大きな話題を集めた。



【授賞理由】
つねに企みをもちながら、脚本、演出、エッセイ、コメンテーターなどの仕事に取り組み、独自の境地を切り拓いた予測不能の才能にたいして。
伊丹十三賞選考委員会



【受賞者コメント】
どんなジャンルの仕事でも、「笑い」の要素を大事にし、常に人に楽しんで貰いたいと思ってやってきました。そして、ものごとを一面ではなく、様々な観点から見ることの大切さも忘れないようにしてきました。それって、すべて伊丹さんから教えて頂いたことなんです。
伊丹十三さんと出会えたことは僕の何よりも宝物です。僕の三分の二は伊丹さんから教わったもので出来ていると言ってもいいくらい。今回、こんな素敵な賞を頂いて、ちょっとだけ伊丹さんに褒めて頂いたようで、感謝の思いで胸がいっぱいです。



※伊丹十三賞概要や歴代の受賞者はこちらから↓
 https://itami-kinenkan.jp/award/index.html


※特設ページも是非ご覧ください。↓
 https://itami-kinenkan.jp/award/award15.html



さて、ここでそもそも「伊丹十三賞」って何??という方に、伊丹十三賞についてご説明させていただきます。


伊丹十三賞とは伊丹十三記念館の運営母体である「公益財団法人ITM伊丹記念財団」から、毎年、" あらゆる文化活動に興味を持ちつづけ、新しい才能にも敏感であった伊丹十三が、「これはネ、たいしたもんだと唸りましたね」と呟きながら膝を叩いたであろう人と作品 " に贈らせていただいている賞です。



贈呈式は9月1日を予定しています。
贈呈式の模様は後日、記念館便りにてレポートさせていただきますのでお楽しみに。







スタッフ:川又