記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2022.06.13 ポストカード

梅雨入り前にも関わらず、湿気が多くじめじめとした暑い日が増えておりますが、皆さまお変わりございませんでしょうか。

 

さて、本日はポストカードについてお話しさせていただきたいと思います。

様々な使い道のあるポストカードですが、皆さまはどのように使われていますか?

友人は美術館で気に入った作品を額縁に入れ、毎月変えながら部屋に飾っているそうです。私は旅先の風景のものを買い、旅行の内容について書き入れて保管しています。誕生日やちょっとしたプレゼントに入れるようなカードとして使用するなども伺ったことがあります。記念館の外観のポストカードを購入くださる方の中には、ご友人に記念館を紹介するため、という方も。

 

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記念館で販売しているポストカードの使用方法として是非おすすめしたいのが、以前記念館便りでご紹介させていただいた、映画ポスターが描かれたものに、映画の感想を書くというものです。

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普通の美術館にはなかなか置いていない、映画ポスターが描かれたポストカードは、伊丹十三監督10作品全て揃っております。ポストカードの裏面は上下2段に分かれており、一度観た際に片方のスペースを開けておけば、また観返したときに書き加えることが可能です。また、映画の見どころを書き込んで友人におすすめすることも出来ます。

 

ポストカードセット.png

セット販売もしております

 

 

本日は13日ですので、毎月恒例となっております、「十三日十三時 映画の日」を開催いたします。

13時から、常設展示室入ってすぐの大型モニターにて『マルサの女』を上映いたしますので、記念館で映画をご覧になった後、ポストカードに感想を書いてみるのはいかがでしょうか。

 

マルサの女.png 

 

 

ポストカードを見て思い出すのが、以前、記念館のポストカードセットをご購入くださったお客様とお話しさせていただいたことです。長い手紙を書くのが苦手だとおっしゃったその方は、家族や友人に近況を伝える時、一枚ずつ記念館のポストカードを使っているそうでした。こまめに連絡を取っていることが自分でも把握できて良いのだそうで、近年はなかなか会えない人も増えたから、時間をあまりかけられなくても手紙を書くことに意味があるともおっしゃっておりました。

 

お客様のお話を伺い、手紙どころか年賀状を書くことも数年前から辞めているのをとても反省いたしました。親しい人に思いやりを持って手紙を書くことは、SNSでのやりとりが急速に増えた現代においても大事なものだなと再確認いたしました。

 

近々、友人や家族にポストカードを使って手紙を書き、伊丹さんの映画もおすすめしていきたいです。

 

 

スタッフ:橘