こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2019.06.10 開館12周年記念 収蔵庫ツアーを開催いたしました
「近頃、小鳥の声がやけに聞こえてくるなあ」と思っていましたら、ヤマザクラに小さなさくらんぼがたくさん生っていました。これを目当てに来ていたのですね。
小鳥たちには美味しいらしいですが、
お客様には決してオススメいたしません!
なぜなら食べてみたことがあるからです(笑)
気付けば初夏の晴天の頃も過ぎ、梅雨空の毎日ですが、皆様お元気でいらっしゃいますか。
5月17日(金)~19日(日)、開館12周年記念の収蔵庫ツアーを開催いたしました。
記念館の収蔵庫の2階には「展示風収蔵」になっているコーナーがございまして、直筆の原稿・原画、衣類、食器などの愛用品や書籍が収められています。
それらの収蔵品に関する伊丹十三ならではのエピソードを交えながら、1時間ほどご案内する催しです。
自邸の一室を再現したコーナーもあります
収蔵庫内のご見学スペースには、脚本監督作品や、イラスト、デザイン、といった仕事にまつわるものも多くございますが、おもな話題といたしましては、伊丹十三が「ものとどのように付き合う人であったか」をご紹介しております。
既製品を既成概念にとらわれずに使う面あり、愛用の品をリピートするために買い置きしておく面あり、お気に入りの服を繕って大切に着続ける面もあり――
人物像や生活ぶりにふれていただけることから、伊丹さんを身近に感じていただける催しになっていると思います。
お客様方から頂戴したアンケート回答でレポートさせていただきます。
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来館ははじめて。いきなり収蔵庫の見学をさせてもらいましたが、丁寧に説明していただき、ずいぶん身近に感じ、感激しました。
想像以上の方でした。このツアーに参加できてよかったです。色々と説明してもらえたので。
大変興味深かった。解説も参考になった。前に一度見ているが、今日の見学でまた違った見方ができるように思う。
興味本位で参加させていただきましたが、すっごく楽しかったです。説明もとても流暢で、大変わかり易かったです。もう一度、伊丹十三さんの映画を観たくなりました。
伊丹さんが生きていた感じを実際に感じることができました。できることなら、みなさんに公開してあげてほしいなぁ。もっといろいろ今の時代の映画を作って欲しかったです(涙)。「やぁ、いらっしゃい」、また寄らせていただきます。
松山にゆかりのある伊丹十三さんのことを知る機会となり、大変貴重な体験をさせていただきました。映画で使用された衣裳・小道具を拝見させていただきました。映画作品を見てみたくなりました。
伊丹さんの多才さや、ものに対するこだわりなど、人柄を感じられる楽しいツアーでした。ほとんど前情報なく来たのですが、ガイドの方が詳しくお話しして下さったのでとても楽しめました。
伊丹さんの知的好奇心の旺盛さと、観察力の詳細さが伺い知れる収蔵品を沢山見られて、とても楽しかったです。また、映画の中で使われていたものを実際に見ることもでき、もう一度、作品を観なおしてみようと思いました。わくわくしました、ありがとうございました。
十三さんの多様・多彩さを目の当たりにして感動いたしました。美術館めぐり等、松山市中心部や道後との連携を探れればもっともっと楽しめそうです。
過去を見れば見るほど、仮定の話にはなるが、存命であれば何をどのようにしているのかを知りたくなる気になった。
伊丹さんの人間としての生活空間が感じられて、期待通りにすばらしかったです。同じ人間なんだなーと思いながら、あまりにも多才で、早く亡くなってしまったことが非常に残念です。今、生きていたら、どんな提言や映画を撮ってくれていたでしょう。
伊丹さんの身近な物を見られて、又、説明を受けて、とても良かったです。
長らく来たくてたまらなかった記念館に、収蔵庫ツアーのところから来館させていただけて、超ラッキーでした。
少人数で、説明いただいた上で、ツアー開始していただき、とても丁寧な説明で......最高でした。お話も、説明も、詳しくお上手で、わかりやすかったです。記念館初来館でしたが、また、これからたびたび、ゆっくり、伺いたいと感じました。楽しかったです。ありがとうございました。
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ご応募・ご参加くださった皆様、まことにありがとうございました。
残念ながらご落選となられた方々、ご参加枠をたくさんご用意できず、まことに申し訳ございませんでした。
来年も5月中頃に開催させていただくことと思いますので、ぜひまた3月頃にホームページを覗きにいらして、ご応募くださいましたら幸いです。
5月15日(水)、伊丹十三86回目のお誕生日に開館12周年を迎え、記念館は13年目に入りました。ハイ、十三年目、でございます。
よい十三周年をお客様方と迎えられるよう、また、行事のない日々の開館においてもご満足いただけるように努めてまいりますので、これからも、どうぞよろしくお願い申しあげます。
学芸員:中野
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