こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2019.01.07 2019年の年頭にあたりまして
平成最後のお正月、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。
毎年恒例で「元日Uターン」の私は、朝、母が作ってくれたお雑煮を食べ、
今年は尾頭付きの焼きエビが乗りました!
お餅はいただきものの丸いのと四角いのが入ってますが
地域的には角餅が基本です。
昼前には故郷・宮古市を出発し、
絶景続き!のこんなところを通ります。
川の白いところは氷ですよ!
盛岡、東京を経由して、松山へ戻ってまいりました。
記念館は今年も2日より元気に開館しています。
冷え込む日もありましたが、たくさんのお客様にご来館いただき、心はあたたかいお正月でした。
年末年始の間、伊丹十三関連の書籍や雑誌、テレビ番組(の録画)を楽しんでくださった方もたくさんいらっしゃったと思います。
NHK松山局制作の『もっと四国 8人の伊丹十三』、12月15日にはBSプレミアムでも放送されましたが、皆様ご覧いただけましたか?
宮本館長、リリー・フランキーさん、玉置館長代行、松本明子さん、大根仁さん、伊集院光さん、江川悦子さん、山崎貴さんが続々と登場して、伊丹さんについて真剣に、大事そうに、そして実に楽しそうに語るご様子に、見ているこちらも嬉しくなる番組でした。
出演の皆さんの表情や言葉が生き生きと捉えられ、クールにお洒落に小気味よく編集されていたのも愉快で、43分があっという間でしたね。「もう終わっちゃったの!? おかわり!!」と言いたくなりました。
この番組を見て、深々と感じたのは「伊丹十三の人と作品について思い思いに語るのは、とても楽しいことなんだ」ということです。
2年前、『タンポポ、ニューヨークへ行く』(日本映画放送、テレビマンユニオン)に感じたことを思い返したりもしました。
記念館は、館内の展示や館外への情報発信といった活動を通じて伊丹十三の足跡を紹介する場でありますが、私たちが紹介することを受け取っていただくだけではなくて、それをさらに誰かに伝えたいと思っていただける、自由な「私の伊丹十三」トークがどんどんつながって広がっていく、そういう楽しい連鎖の起点であることも大切にしていきたい、と考える2019年の年頭でございます。
1月、2月も『伊丹十三選集』の刊行が続きますので、伊丹ファンの皆様にはお忙しい冬になることと思いますが、本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。
学芸員:中野
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