記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2017.02.06 第8回伊丹十三賞・受賞記念イベント開催決定!

当サイトのトップページでもお知らせしております通り、第8回伊丹十三賞受賞者・是枝裕和監督による受賞記念イベント「是枝裕和×今野勉 対談 伊丹十三とテレビ」の開催が決定いたしました!

イベント開催を楽しみになさっていた方もいらっしゃることと存じます。
申込み受付は、「2月22日(水)10時」に開始致します。本日は、概要などをお届けします。

【イベント概要】--------------------------

≪第8回「伊丹十三賞」受賞記念 是枝裕和×今野勉 対談「伊丹十三とテレビ」≫

日  時:2017年4月8日(土)18時開演
会  場:伊丹十三記念館内「カフェ・タンポポ」
登壇者:是枝裕和氏(第8回伊丹十三賞受賞者)、今野勉氏(テレビ演出家・脚本家)
定  員:50名様(事前申込み・先着順・定員に達し次第受付終了)
参加料(入館料):800円(事前支払い)

※2月22日(水)10時に、申込み専用ページを当サイト内に開設いたします!
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是枝監督には、2016年春に「第8回伊丹十三賞」をお贈りさせていただきました。

その際に、「伊丹十三という名前は僕にとっては特別なものです。伊丹さんご自身もその志に共感して深く関わられていたテレビマンユニオンに僕も27年在籍していましたし、伊丹さんがそこで今野勉さんたちと作られたテレビ史において特筆に値する斬新で、軽妙で、それでいてテレビの本質を鋭くえぐった番組群は、僕自身がテレビについて考える上で最大の指針になりました。今回、その特別な名前のついた賞を頂けるのは大変光栄ですし、作品そのものだけではなく、それと向き合う姿勢や、組織のあり方も含め評価を頂いたのが、何より嬉しいことで、周りのスタッフも共に喜んでくれると思います。本当にありがとうございました」と、受賞コメントをお寄せいただきました。

今回の受賞記念イベントには、受賞コメントにお名前のあるテレビ演出家・脚本家の今野勉さんにもご登壇いただきます。是枝監督と今野さん、お二人による豪華対談なのです!

今野勉さんは、テレビ番組制作会社「テレビマンユニオン」の創立メンバーであり、現在は取締役でいらっしゃいます。
数多くの作品を手がけてこられた中で、伊丹さんと制作なさったテレビ番組としては、旅番組『遠くへ行きたい』をはじめ、歴史ドキュメンタリー『天皇の世紀』、ドキュメンタリードラマ『欧州から愛をこめて』などがあります。どれも、今見ても斬新です。
記念館の常設展には、伊丹さんの「テレビマン」としての顔を紹介するコーナーがあり、お客様から「放送当時に見たことを、鮮明に憶えています」とお声をかけていただくことがあります。
記念館グッズショップ・オンラインショップでも販売しております書籍『伊丹十三の本』(新潮社)には、今野さんのインタビューが収められており、テレビマンユニオンの皆さまとともに、伊丹さんが新しいタイプのテレビ番組作りに挑戦していた様子を、具体的なエピソードとともに知ることができます。
今回の対談のテーマは、「伊丹十三とテレビ」です。是枝監督と今野さんから貴重なお話を伺えることと存じますので、皆さま、ぜひご参加くださいませ!

0206_1_8th.jpg第8回伊丹十三賞の贈呈式当日に、
是枝裕和監督、宮本信子館長、選考委員のお一人である周防正行監督と、
当日お越しくださったテレビマンユニオンの皆さまでお撮りしたお写真です。
後列・右から3人目が今野勉さんです。


なお、今回の対談は、第7回「伊丹十三賞」受賞記念イベントと同様に、記念館内の「カフェ・タンポポ」で開催いたします。

0206_2_7th.JPG第7回「伊丹十三賞」受賞記念トークイベント時のカフェの様子


カフェならではの温かい雰囲気も楽しんでいただければ幸いです。お席に限りはございますが(定員50名/先着順・定員に達し次第受付終了)、皆様のお申込みをお待ちしております。

スタッフ: 淺野