こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2013.03.25 第5回伊丹十三賞の受賞者が決定いたしました!
毎年春の恒例となりました伊丹十三賞。第5回の受賞者が決定いたしました!え、「伊丹十三賞ってナーニ?」。いい質問ですねぇ!
ごくカンタンにご説明いたしますと(このご説明も毎年恒例となりました・・・)、「伊丹十三が活躍した分野で、多くの方の知性に生き生きとした刺激を与える面白い仕事をなさっている方にお贈りする賞」でございます。
さて。
今回の受賞者は・・・・・・
(いいお写真ですねぇ!)
ジャーナリスト・東京工業大学教授の池上彰さんです!
池上さんがどのような方であるか、ここでご説明申しあげるまでもなく、みなさんよくご存知でいらっしゃいますね。30年あまりNHKで記者・キャスターをお務めになったのち、フリーとなられて、ご執筆活動・テレビやラジオへのご出演・そして東京工業大学リベラルアーツセンター教授としてのご講義でご活躍中です。
2011年にテレビ・ラジオから引退するとおっしゃったときには、池上さんのいない"その後"のテレビ界を想像して、とても淋しく心細く感じたものでした。しかし、そうは問屋が卸すわけがなく(!)、今もご出演を続けて、ご著書もたくさんお出しになって、日本中の人々に「なるほど!」「分かるって面白い!」を届けてくださっています。
昨年12月の衆院選の夜に放送された『池上彰の総選挙ライブ』(テレビ東京制作)は、開票結果を生放送で報じながら、政治家へのインタビュー、スタジオでの解説、事前に収録された解説映像を織り交ぜ、とてもエキサイティングな番組でしたし、生放送の選挙特番がエンタテインメントになるということに驚かされた番組でもありました。地上波ではテレビ東京系列での放送でしたが、BSジャパンでも放送されていたので、ご覧になった方は多かったのではないでしょうか。
周防正行さん・中村好文さん・平松洋子さん・南伸坊さんによる選考の結果、この『池上彰の総選挙ライブ』について「知識、経験、分析力のうえに、ニュートラルな視点で事実を伝えることが、もっともジャーナリスティックであり、しかもおもしろいということを証明し、テレビ・メディアの可能性をあらためて示した。その功績にたいして。」として、賞をお贈りすることになりました。
池上さんからは、「伊丹十三さんの活動は、その幅広さに感心していました。伊丹さんの名前を冠した賞を受賞し、身に余る光栄です。 一層の精進に努めます。」とのお言葉を頂戴いたしました。わたくしどものほうこそ、賞を受けていただき光栄です!
贈呈式は4月中旬に東京で開催いたします。
レポートいたしますので、お楽しみに!
学芸員:中野
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