記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2023.03.13 第14回伊丹十三賞受賞記念イベントを開催いたしました

3月も半ばになり、桜の開花予想が気になり始める今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

記念館ではトサミズキやユキヤナギが咲きはじめました。

 

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トサミズキ

 

 

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s-IMG_4149.jpgユキヤナギ

こちらはすっかり見頃です

 

春の訪れを感じる記念館にぜひご来館ください。

 

 

さて、去る3月6日(月)、記念館は臨時休館をさせていただき、第14回伊丹十三賞受賞者である小池一子さんをお招きして伊丹十三賞受賞記念イベントを開催いたしました。

聞き手に佐村憲一さんをお招きしたトークイベント、「第14回伊丹十三賞受賞記念 小池一子氏トークイベント『オルタナティブ・スピリット』」です。

この度のイベントは、メンバーズカード会員様限定のご招待で開催させていただきました。ご応募・ご来場くださった皆さま、誠にありがとうございました。

 

本日の記念館便りではトークイベントの様子を皆さまにお届けさせていただきます。

 

 

イベントの登壇者は受賞者であるクリエイティブ・ディレクターの小池一子さんと、グラフィック・デザイナーの佐村憲一さんです。聞き手としてご登壇くださいました佐村憲一さんは、伊丹さんの映画10作品にグラフィックデザインで携わってくださった他、伊丹さんの著書や雑誌『mon oncle』のデザインを手がけ、小池さんとも親交が深い方です。そしてご挨拶は宮本信子館長。

開演すぐの3人でのミニトークの際は、皆さま和気あいあいとしたご様子で話しておられました。

 

s-IMG_3938.jpg佐村憲一さん、宮本信子館長、小池一子さん

会場の皆さまも自然と笑顔に

 

 

イベントは記念館内のカフェ・タンポポで行われました。開演は17時半。少し肌寒い夜でしたが、会場はご参加くださった皆さまの熱気で満ちていました。

 

1時間半にわたり「オルタナティブ」という言葉を中心に、小池一子さんがなさってきた幅広い活動やお仕事、活動を続けている中での想いなどをお話しくださいました。デザイナーやアーティストの方々との出会いや、佐賀町エキジビット・スペース創設にいたるまでのお話などをお伺いすることができました。

佐村さんは、小池さんが活動をしていた当時のアートやデザインの時代背景や、伊丹さんと小池さんの対談についてなど貴重なお話をしてくださいました。

 

 

s-IMG_4103.jpg小池一子さん

 

 

s-IMG_3945.jpg佐村憲一さん 

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s-IMG_3969.jpg会場の様子

 

s-IMG_4054.jpg月がとても綺麗でした

 

s-IMG_4121.jpgイベントの最後に、佐村さんより"あるもの"をご寄贈いただきました。

その"あるもの"とは......採録をお待ちください!

 

イベントの間、会場の皆さまはトークに聞き入っておられ、ユーモアのあるお話では会場で笑いが起こることも。イベントの終わりには、皆さまの温かい拍手が会場に響いておりました。

ご来場の皆さまからお帰りの際に「面白かった」「楽しかった」「貴重な話を聞くことが出来た」など、とても嬉しいお言葉をかけていただきました。

 

イベントの様子、いかがでしたでしょうか。

記念館便りでは当日の雰囲気をお伝えすることしか出来ませんでしたが、小池さんと佐村さんがお話しくださった詳しい内容につきましては、ホームページにて採録を公開させていただく予定です。採録が公開されましたら、あらためて皆さまにお伝えさせていただきますので、今しばらく採録の公開をお待ちいただけますと幸いです。

 

この度のイベントは、伊丹十三記念館のメンバーズカード会員様限定のイベントで、ご招待のお客様も含め25名様にご来場いただきました。

メンバーズにご入会いただきますと、会員様限定のイベントや収蔵庫ツアーへのご招待だけではなく、一般公募イベントへの優先的なご案内などもございます。下記のメンバーズカードご利用のページをご覧いただき、ご入会を検討いただけますと幸いです。

 

https://itami-kinenkan.jp/guidance/members.html

 

 

最後となりましたが、ご応募・ご来場くださった皆さま、登壇くださった小池一子様、佐村憲一様に深くお礼申し上げます。誠にありがとうございました。

 

今後とも伊丹十三賞そして伊丹十三記念館をよろしくお願いいたします。

 

スタッフ:橘