記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2022.12.12 おすすめの本

2022年も残すところ3週間ほどとなりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

記念館でも桂の木や山桜の葉が落ちてきて、すっかり冬の装いとなりました。

 

 

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s-IMG_3588.jpg中庭の桂もほとんどの葉が落ちております

 

 

寒い日が続いておりますので、ご来館の際にはぜひ暖かい服装でご来館ください。

 

 

先日、ショップをご覧になっているお客様から「この中でおすすめの本はどれですか?」とお声掛けいただきました。どのような本をお求めなのかお伺いさせていただきますと、お客様は「一度も読んだことが無いから伊丹さんのエッセイを読んでみたい」とのことでしたので、伊丹さんの著書『ヨーロッパ退屈日記』をおすすめさせていただきました。

喜んでくださったお客様をお見送りし、その時あらためて「おすすめ」というものの難しさを感じました。

 

お客様からお声掛けいただく際に「ここでしか売っていないものはありますか?」「一番売れているのはどれですか?」「あのTシャツのイラストが載っている本はどれですか?」「読んだことのない本が読みたいのですが、○○のエッセイが載っていないのはどれですか?」と具体的にお話しくださる場合は該当するものをおすすめさせていただくのですが、ひとえに「おすすめ」となると少し迷ってしまいます。

 

記念館で販売している本の中でも、おすすめしたいポイントがそれぞれ異なるのです。

 

伊丹十三記念館ガイドブックや映画『お葬式』シナリオつき絵コンテノートは、記念館での限定販売ですので、ご来館の際にはぜひ手に取っていただきたい1冊です。

 

 

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『ヨーロッパ退屈日記』や『女たちよ!』などの著書は、記念館の展示をご覧になった後に読むとより一層エッセイが面白く感じられます。グッズに使用されているイラストのエッセイを探しながら読むのもおすすめです。

 

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『ぼくの伯父さん』は単行本未収録エッセイ集となっておりますので、伊丹さんの本を読んできてくださっているお客様にも楽しんでいただける1冊です。

『伊丹十三選集』は全三巻となっておりますが、それぞれ松家仁之さん、中村好文先生、池内万平さんが編者をされております。巻末にございます編者解説も必見です。

 

 

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『主夫と生活』、『ポテト・ブック』は伊丹さんが翻訳をしており、言葉の端々に伊丹さんを感じることが出来ます。

 

この他にも、伊丹さんのエッセイストとしてのお仕事や生活について書かれている『伊丹十三の本』やMUJIBOOKS文庫『伊丹十三』などもございます。

 

ここまで書かせていただきました通り、記念館のショップでお買い求めいただけます本は全て「おすすめ」となっております。ご来館いただいた際には、スタッフに気兼ねなくお声掛けいただき、ぜひお求めの1冊やお気に入りの1冊を見つけていただけますと幸いです。

 

〈年末年始 休館・開館日のお知らせ〉

2022年12月27日(火)~2023年1月1日(日)は休館いたします。

2023年1月2日(月)、1月3日(火)は開館時間を10時~17時(最終入館16時30分)とさせていただきまして、1月4日(水)より通常開館いたします。

 

 

スタッフ:橘