記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2021.09.13 メンテナンス作業をしやすく

記念館便りをご覧の皆さま、こんにちは。

本日は、ご来館のお客様より「あれは何ですか?」「登れるんですか?」とご質問をいただくことのある、こちらの設備(下記写真)について少しご案内します。

常設展示室のちょうど真ん中くらいに設置された螺旋階段と、それがつながっている天井にかかった黒い足場です。

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常設展示室入り口から

 

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別の角度から

これは何かといいますと、高所の作業がしやすいように設けられた、メンテナンス用のブリッジです。照明交換や手回し式イラスト展示台のメンテナンスなどが必要になった時、螺旋階段を使って、作業する人が簡単に登っていくことができるようになっています。
記念館を設計した中村好文先生が、展示作業やメンテナンスなどの  "  裏方 " 作業を行いやすいよう、いろいろと工夫してくださったんですね。

(この階段とブリッジは、室内のしつらえに合ったデザインということもあって、登ってみたい、上から見てみたいとお声をいただくこともあるのですが、安全上、お客様にはお入りいただけない場所です。申し訳ございません!)

他にも、常設展示室の展示コーナーの後ろ側(お客様からは見えないスペースになります)にはメンテナンス用の通路が設けられていて、展示や照明器具の取り換えが背後から容易にできるようになっています。

残念ながらお客様は体感できない設備・エリアではありますが、このような裏方作業への配慮も、皆さまに楽しんでいただける展示につながるのだと思います。
そんな記念館の展示を、ご来館の際はじっくりご堪能ください。

スタッフ:山岡