記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2020.11.02 伊丹さんの言葉

記念館便りをご覧の皆さま、こんにちは。秋も深まってきて、記念館入り口横のヤマボウシも色づき始めました。

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さて「読書の秋」ですね!特に10月27日から11月9日までは「読書週間」と呼ばれる期間ということもあり、読書にちなんだコーナーを設置したり、フェアを開催している書店さんも多いのではないでしょうか。
記念館便りをご覧の皆さまの中にも、この機会に伊丹さんの著書を読んでみよう、もしくは読み返してみようという方がいらっしゃるかもしれませんね。

そんな皆さまに、著書とあわせてぜひおすすめしたいのが伊丹十三記念館による公式bot「伊丹十三の言葉(伊丹十三記念館)」(@juzo_itam)です。

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「伊丹十三の言葉(伊丹十三記念館)」は、伊丹十三の著作から様々な事柄に関するユニークな言葉を1日3回ツイートしているものです。パソコンやスマートフォンから、ちょっとした空き時間を使って「伊丹さんの言葉」に触れることができるんですよ。
少しご紹介しますと――

正装する、ということは愉しいことである。社会の掟に、進んで身をまかせ、自らを縛する、というところに、一種の快い、引緊った安堵がある。タクシードを着て凛々しい快感を覚えぬ男があるだろうか。『ヨーロッパ退屈日記』(1965)

プロになるわけじゃないんだ。今からでも決して遅くはないよ。楽器を弾くということは愉しいことだよ。楽器は決して人を裏切らない。生涯の友だちだよ。そうして、楽器を弾くということは、楽譜を通じて、バッハやモーツァルトと直接つきあうということなんだよ。『女たちよ!』(1968)

伊丹さんが語りかけているようなこの「つぶやき」。
伊丹さんをよく知らないという方には、より気軽に伊丹さんを知るきっかけになりますし、すでに本を読んでいる方でも、書籍とはまた違った印象を受けると思います。皆さまにとって印象に残る言葉を探してみてください。

なお、伊丹十三記念館公式botには、伊丹十三の父・伊丹万作の著書からの「伊丹万作名言集(伊丹十三記念館)」(@mansaku_itami)もございます。ぜひ合わせてご覧くださいね。

スタッフ:山岡

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<<開館スケジュールのお知らせ>>

通常火曜日は休館日とさせていただいておりますが、

明日11月3日(火)は文化の日で祝日のため、開館いたします。
皆さまのご来館をお待ちしております!

※翌日11月4日(水)を臨時休館日とさせていただきます。