こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2019.08.26 夏休みの宿題をきっかけに
7月下旬から8月の夏休み中はご家族でのご来館が特に増えますが、きっかけが「学校の宿題」というお客様が毎年何組もいらっしゃいます。
小学校の自由研究、もしくは中学校のレポート課題で「伊丹十三」をテーマに選んだ学生さんが、記念館に "勉強" しに来られるのです。伊丹さんを知らない方が多い年代だと思いますが、この宿題が伊丹さんを知る、もしくは興味を持つきっかけになってくれるので、記念館スタッフとしては「こんないい宿題を出してくれてありがとう!」と感謝せずにはいられません(学生さんは大変かもしれませんが...)。
小中学生の皆さまの目に伊丹さんという人物がどのようにうつるのか、ちょっと楽しみな部分もありますので、機会があれば、できあがった自由研究や課題をみてみたいなぁと思います。
さてそんなふうにご来館いただいた学生さんのうち何名かに、特に印象に残った展示をうかがうタイミングがありました。いくつかご紹介しますと...
まずは常設展示室にある、伊丹さんが小学校の頃に書いた野菜の絵や植物の観察日記。「小さい頃から絵が本当に上手なんですね!」とびっくりしていました。また、自分でハンドルをまわして、布にプリントされた伊丹さんのイラストをみる「手まわし式イラスト閲覧台」も、「自分で動かす展示は面白い」と好評でした。
企画展示室にある「伊丹十三による正調松山弁シリーズ 一六タルトCMセレクション」は、学生さんだけでなく付き添いのご家族(ご両親やおじいちゃんおばあちゃん)も楽しめたようです。伊丹さんが手がけた一六タルトのCMの中から7篇を紹介する約5分の映像では、伊丹さんが昔ながらの伊予弁で語りかけてきます。その中には「どういう意味?」と思う言葉(伊予弁)もあるかもしれませんが、この映像には標準語の字幕がついていますので、ご安心ください!
学生さんだけでなく、ぜひご家族一緒に、伊丹十三記念館ならではのこだわりの展示をお楽しみくださいね。
小学6年生の時の昆虫観察ノート
手まわし式イラスト閲覧台
字幕付きの一六タルトCMセレクション
そして、来館をきっかけにもう少し伊丹さんのことを知りたいと思われたら、豊富なカラー写真で分かりやすく伊丹さんを解説している『伊丹十三記念館ガイドブック』を手に取ってみてください。『ヨーロッパ退屈日記』『女たちよ!』などの伊丹エッセイにチャレンジするのもおすすめです。
あと1週間を残すところとなった夏休みのお出かけ先として、皆さまのご来館をお待ちしております!
スタッフ:山岡
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