記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2019.01.14 「紙」のお便り

この冬、「年賀状じまい」という言葉を何度か目にしました。
文字通り、長年続けてきた年賀状のやりとりを終えることを意味する言葉で、平成最後の2019年・年賀状を区切りにする人が多いようだとニュースで報じていました。
高齢層を中心に広まっている動きとして紹介されていましたが、世代を問わず年賀状は送らないという方は増えているように感じます。

一方で、SNS等を通じて送るペーパーレスの「電子年賀状」を利用しているという声も聞くようになりました。
従来のスタイルの年賀状は年々減少していくのかもしれませんが、年始のあいさつは新しい形で続いていくのでは、とも思います。
わたし自身は、ここ数年で年賀メールの割合が増えましたが、紙の年賀状も続けています。

ところで、記念館のグッズショップで販売しているオリジナルポストカードには伊丹さんが描いた猫イラストのデザインがあるのですが、昨年末に、「猫が大好きなので、何枚か年賀状として使います」とお買い求めくださった方がいらっしゃいました。
干支にこだわらず、大好きな猫のデザインで送る年賀状、素敵ですね。

2019.0114_1.JPG2019.0114_2.JPG伊丹十三が描いた猫イラストのポストカード


記念館のポストカードには、イラスト版以外にも記念館の外観や伊丹映画のポスター版などがあり、ご好評いただいております。

2019.0114_3.JPGグッズショップ ポストカードコーナー


オールシーズン、さまざまな目的でご利用いただけますので、ご来館の際にはぜひお手に取ってみてください。お得なセット販売もあり、セットはオンラインショップでも取り扱っています。

年賀状に限らず紙の便りのやりとりが減っているからこそ、これは!と思うデザインの葉書や便箋と出会ったら、誰かに気軽に便りを送ってみるのも新鮮で楽しいかもしれません。


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≪『伊丹十三選集』刊行記念イベントのお知らせ≫


『伊丹十三選集』(全三巻/岩波書店)の刊行がはじまったことを記念して、東京・神保町ブックセンターで、今野勉さんと松家仁之さんのトークイベント(主催:神保町ブックセンター/協力:岩波書店)が開催されるそうです!
開催日は1月25日(金)。貴重な機会ですので、首都圏にお住まいの皆さまなど参加なさってみてはいかがでしょうか。申込み方法等の詳細は、このイベントを主催する「神保町ブックセンター」のウェブサイトでご確認ください。

<神保町ブックセンターウェブサイト>
https://www.jimbocho-book.jp/643/

スタッフ:淺野