記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2018.08.06 懐かしい言葉

お正月やゴールデンウィーク、夏休みなどの時期には、以前愛媛に住んでいて県外から帰省され、地元のご家族やご友人とのお出かけで記念館にお越しくださる方がたくさんいらっしゃいます。

今年はそんな方々から、「懐かしいですね~」というお言葉を特によくうかがいます。

ご覧になられたのは、昨年12月から開催中の企画展「おじさんのススメ シェアの達人・伊丹十三から若い人たちへ」 でご覧いただけるスペシャル映像「伊丹十三による正調松山弁シリーズ 一六タルトCMセレクション」。
伊丹さんが手がけた一六タルトのCMの中から成績篇、手洗い篇など7篇を紹介する約5分の映像では、伊丹さんが「もんたかや」等、昔ながらの松山弁で語りかけてきます。

CMが放映されていた時にリアルタイムでご覧になっていた方は「このCM覚えてる!」「学生時代に観た!」など、お連れ様と話が弾むことも多いそうです。
また、映像で流れる松山弁自体を懐かしむ方も少なくないようで、先週お越しになった、小さい頃松山に住んでいたという東京からのお客様は「両親や祖父母が話していた言葉を思い出しました」と仰っていました。

方言はそれを耳にしていた頃の記憶を呼び起こしますので、それをきっかけに、ご家族ご友人同士で当時の話をするのもいいかもしれませんね。

180806IMG_7906 (300x200).jpg180806IMG_7908 (300x200).jpg

ちなみに、CM自体が面白いので、観たことや松山弁を聞いたことがなくてももちろん楽しめますが、意味を推測してみるのも面白いと思います。特に、この企画展の映像には標準語の字幕がついているので、「答え合わせ」ができるんですよ!
地元の方でも知らない言葉があって、「こんな方言もあるんだなぁ」と思われるかもしれません。
記念館にお越しの際はぜひご覧になってください。

スタッフ:山岡