記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2017.02.13 DVD「13の顔を持つ男」特典映像

記念館便りをご覧の皆さま、こんにちは。

伊丹十三記念館は今年5月15日に開館10周年を迎えますが、先日来館されたお客様の中に、10年前、建設途中の記念館を散歩中に毎日目にしていたという方がいらっしゃいました。
記念館の近くにお住まいで、建物などが少しずつ出来上がっていく様子を当時は非常に楽しみにされていたそうで、「あれからもう10年も経つんですね」とお話しくださいました。このようなお話をうかがうと、より一層10年の月日を感じますね!

さて10年前、記念館がどのようにしてできたのか――については、DVD「13の顔を持つ男」の特典映像「伊丹十三記念館ができるまで」でその当時のことを垣間みることができます。

0213 (300x160).jpg

ナレーション曰く「その計画から完成までを見つめてきた記録」であるこの映像には、2005年12月27日に行われた伊丹十三記念館建設の記者発表の様子にはじまり、伊丹さんの遺した膨大な資料の整理に携わる人々、形作られていく記念館の建物とそれを視察する館長や関係者の姿、展示の企画会議、リーフレットや十三饅頭製作の様子――それらを経てついに迎えた2007年5月15日・伊丹十三記念館オープンの日の様子などが収録されています。そして最後はこんなナレーションでしめくくられています。

 

最後に、伊丹さんならこう言うでしょう。
記念館というのも半分しか作ることができない。
あとの半分はお客さんの心の中で完成するんです。
あなたがどんなふうに記念館を完成させるかを楽しみにしています。

23分ちょっとのこの特典映像で、本当にたくさんの人の想いがぎゅっと詰まって出来上がった記念館であることを再確認できます。10周年という節目を迎えるにあたり、記念館に来たことがある方、これから来られる方も「10年前はこんな様子だったんだな」とまた違った視点で記念館をみることができると思います。

この特典映像が収録されたDVD「13の顔を持つ男」は記念館ショップ、また、オンラインショップでお買い求めいただけますので、少しでもご興味を持たれた方はぜひご覧になってください!

IMG_0912 (300x200).jpg【DVD「13の顔を持つ男」】

スタッフ:山岡