こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2015.08.10 季刊『25時』伊丹十三特集号のお知らせ
立秋を過ぎ、朝夕の日差しには秋めいた光が混じるようになってきました。
暑さはまだ続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私はモッサリと伸びた髪を切りに行き、久し振りにごく短くしてみたところ、風通しよく、軽くなってサッパリしました。酷暑対策としておすすめいたします。
さて、本日は、7月下旬に発売になった伊丹十三特集雑誌のお知らせです。
季刊25時 Vol.7 Summer 2015(経堂福島出版社発行)
特集「ぼくたちの大好きな伊丹十三。」
B6サイズ・100ページ / 税込500円
取材の申し込みをいただいたとき、『25時』という風変わりなタイトルに興味津々でいましたら、その後、書面でこんな風にご説明くださいました。
25時。
今日でもなく、明日でもなく。
一日の終わりであり、一日の始まりでもあり。
なにかとたいへんな一日が終わって、大好きな酒場へ立ち寄ったとき、
ちょっとページをめくりたくなる、そんな雑誌があってもいいんじゃないの?
そんな思いから企画がめばえ、友人・知人の多大な協力によって生まれた雑誌です。
「今日でもなく、明日でもなく」「大好きな酒場で」「ちょっとページをめくりたくなる」――見本として送っていただいたバックナンバーをめくって、唸りました。軽やかでコンパクトな作りの中に、塩梅よく詰まった、まじめだけど気さくなイイ話......「これは確かに、酒場における25時の理想的な雰囲気!」と。
俳優で放送タレントの松尾貴史さん、コメディーライターの須田泰成さん、コピーライターの西林初秋さんのお三方が編集委員をお務めです。(みなさん手練れのお酒呑みに違いありません。)
読み応えがあり、伊丹さんのいろんな表情が見えてきそうな記事ばかりで、特集を構成してくださいました。
- フードコラムニスト門上武司さんの記念館案内記
- 伊丹映画の音楽プロデューサー立川直樹さんの回想エッセイ
- 辻調理師専門学校・水野邦昭先生&岩井清次先生の『フランス料理を私と』秘話
- 伊丹十三のお酒名言集
酒場を出ての帰り道、「今日は何だかいいお酒だったな」と感じ入る晩を、誰しも経験したことがおありかと存じますが、『25時』の読後感はまさにそんな感じです。伊丹さんゆかりの方々や、伊丹さん本人と偶然に隣席になって、「チョイといいお話を聞けちゃった、明日もいい日になりそうだ」と思えるような、そういう気分を味わっていただけたら幸いです。
『25時』Vol.7は、当館グッズショップのほか、オンラインショップでも販売しています。夏の夕涼みのお供や、親しい方へのちょっとしたプレゼントにぜひどうぞ。
※Amazon.co.jpでは『25時』バックナンバーの取扱いもあります。
詳しくはコチラをどうぞ!
企画展示室の小企画「伊丹万作の人と芸術」コーナー
芭蕉俳句の手作りカルタを入れ替えました。秋の季語シリーズです。
暑さのピークもあと少し。油断なく乗り切りましょう!
学芸員:中野
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