記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2015.08.03 夏の課題の参考に

記念館便りをご覧の皆さま、こんにちは。
梅雨もすっかり明け、暑く...ほんとうに暑くなってまいりました。体調を崩されませんよう、皆さま、水分・塩分を適宜とって健康にお過ごしくださいね。

さて、夏休み中のこの時期になると、学生さんが自由研究などの学校の課題で伊丹さんを選択し、どんな人物なのかを調べるために来館されることがよくあります。毎年、「伊丹さんを課題に選ぶなんてカッコイイなぁ」と感心しながらお迎えしているのですが、そんな学生さんから、「伊丹さんのことを知るのにどんな本がありますか?」と尋ねられることがあります。本日は、そんな時におすすめする書籍をご紹介いたしますね。

まずは、おなじみ『伊丹十三記念館ガイドブック』!
音楽愛好家、商業デザイナー、俳優、CM作家、映画監督など様々な「顔」を持つ伊丹さんを、その名前にちなんだ「十三」の章で紹介している本です。エッセイからの抜粋や、幼少の頃の観察日記や絵、写真、生原稿、猫のイラストなど図版も豊富。ところどころに伊丹さんと縁のある方々の文章も掲載されています。これから伊丹さんを知る、という方に限らず、読むと「伊丹さんにはこんな顔もあったのか」と新たな発見があるかもしれません。

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guide_1 (300x200).jpg【写真下は伊丹さんが小学校3年生のときの「夏季日記」(記念館ガイドブックより)】

 

また、新潮社から出版されている『伊丹十三の本』には、伊丹さんの幼少時代からの未公開写真、手がけたCMやテレビ番組、人気のエッセイ、親しかった方々へのインタビュー、愛用品の数々、妻や子に宛てた手紙などが、盛りだくさんで掲載されています。様々な方面で活躍し、様々なことに興味を持った伊丹さんの、その全貌がこの一冊にまとまっています。
他にも、伊丹監督映画作品の出演俳優、関係者、スタッフなど伊丹映画に関わった方々が、当時を思い出して伊丹さんや伊丹映画について語っている『伊丹十三の映画』では、色々なお話を通じて映画監督・伊丹さんの姿を垣間見ることができます。

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上記三冊は記念館オンラインショップでも取り扱っていますので、興味を持たれた方はぜひどうぞ!

スタッフ:山岡