こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2015.02.23 メガネ
コンタクトレンズをやめて、メガネを使い始めてから10年ほどになります。10年にもなると、「メガネは顔の一部」になっています。
であるにもかかわらず、先日、自分の不注意でメガネを壊してしまいました。つるがポキリと折れてしまい修復は不可能。
落ち込みそうなところなのですが、視力低下を機に慌てて購入したフレームで、かけ心地の悪さに悩んでいましたので、「しょうがない」と諦めがつきました。
こだわって選んだものではなかったために、無意識のうちにぞんざいに扱ってしまっていたのかもしれません。メガネ好きとしては、大反省の出来事でした。
――ところで、伊丹さんの映画、登場人物がかけているメガネが印象に残りませんか?
キャラクターをよく引き立てている印象的なメガネたち。繰り返し映画を観ていますと、つい注目してしまいます。
伊丹さんは、映画で使用する衣装や小道具に大変こだわったのだそうです。
『「マルサの女」日記』(1987)には、
ハンカチといえどもアップになる瞬間は大俳優と同じく主役の扱いである。おろそかに決めるわけにはゆかない。
とあります。伊丹さんらしいこだわりですね。
現在、記念館の常設展示室「映画監督」のコーナーには、映画で小道具として使用されたメガネたちを数点展示しています。
ぜひお近くでご覧になってみてくださいね。
スタッフ:淺野
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