こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2014.03.17 サンドイッチ
記念館便りをご覧の皆さま、こんにちは。
いまだ寒さの名残が感じられる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
少し前の話になりますが、小学校低学年くらいのお孫さんを連れた男性(伊丹さんのエッセイの大ファンだそうです)が記念館にお越しになり、「伊丹さんのエッセイにサンドイッチの話があるでしょう。読むと無性にサンドイッチを作って食べたくなるんですよ。それもあって、よく孫とサンドイッチを作って、天気がよければそれを持ってピクニックに行くんです」と話してくださいました。
大きく口を開けないと食べられないくらいの大きなサンドイッチを作るのだとか。お孫さんはおじいちゃんのサンドイッチが大好きなのだそうです。
お客様が仰っていたエッセイは、おなじみ『女たちよ!』でございます。サンドイッチについて書かれた話の、一部を引用してご紹介しますね。
いろんな料理に、飽き飽きして、なにを食べていいかわからない、という時にダッグウッド・サンドウィッチはまさに好適のものであります。
サラダ菜、胡瓜、トマト、ロース・ハム、やわらかく作ったスクランブルド・エッグ、オイル・サーディン、バター、ジャム、マヨネーズ、マスタード、こういうものを食卓の上に賑ぎにぎしく取り揃えて、片っ端からパンにはさんで食べる。少くとも厚さ四、五センチのサンドウィッチを作って、行儀にかまわず食べる。これがダッグウッド・サンドウィッチの神髄であります。...(以下略)(『女たちよ!』-ダッグウッドの悦び)
【お客様の仰るとおり、「読むと食べたくなる」お話です】
お客様からお話をうかがったのは寒い寒い1月でした。あれから2ヶ月が経ち、巷では少しずつ春を感じられるようになってきました。
お話をしてくださったお客様も、もうお孫さんを連れてピクニックに行かれているかもしれませんね。
さて、ここ記念館でも花がほころび始めておりますが...
【記念館入口横のユキヤナギ】
【記念館入り口横のトサミズキ】
そんな春の訪れと共に、館長・宮本信子が出勤いたします!
◇◇出勤日時◇◇
4月7日(月)13時~16時頃まで
※当日の状況により、滞在時間は変更になることがありますのでご了承ください。
限られた時間ではございますが、皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひ記念館にお越しください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
スタッフ:山岡
記念館便り BACK NUMBER
- ●2024年10月
- ●2024年09月
- ●2024年08月
- ●2024年07月
- ●2024年06月
- ●2024年05月
- ●2024年04月
- ●2024年03月
- ●2024年02月
- ●2024年01月
- ●2023年の記事一覧
- ●2022年の記事一覧
- ●2021年の記事一覧
- ●2020年の記事一覧
- ●2019年の記事一覧
- ●2018年の記事一覧
- ●2017年の記事一覧
- ●2016年の記事一覧
- ●2015年の記事一覧
- ●2014年の記事一覧
- ●2013年の記事一覧
- ●2012年の記事一覧
- ●2011年の記事一覧
- ●2010年の記事一覧
- ●2009年の記事一覧
- ●2008年の記事一覧
- ●2007年の記事一覧