記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2013.09.09 お月見

秋は、他の季節に比べて月がきれいに見える、と言われます。

 

なるほど確かに、ひんやりした空気の中で見る月や星は、暑い暑い夏の夜空と比べると、よりきれいに見える気がします。これは空気中の水蒸気量が少なく、それによって大気がぼやけることがあまりないため、月がくっきり見えるのだとか。また、月の高さもちょうどいいのだそうです。

9月には、そんな秋の月を見るのに最適な「十五夜」があります!一般には旧暦8月15日の夜を指し、今年は9月19日夜が十五夜になります。
実はこの十五夜、年によっては満月でない日もあるとのことですが、今年2013年は「十五夜」と「満月」が重なります。
いいお月見ができそうですね~!!


お月見は、月を眺めて楽しむという習慣と、神様に収穫の感謝を示す儀式が合わさったものだそうです。そのためか、行う行事やお供え物の種類や意味など、地域ごとにほんとうに様々で、興味深いですね。お月見と聞いてススキ、お月見団子をイメージする方が多いのではないかと思いますが、月見団子ひとつをとっても、いろんな形や味がありますし、うさぎや月を模したお団子以外のお菓子も多く見かけるようになってきました。また、長野県出身の知り合いからはぼたもちを供えていたという話も聞いたことがあります。
機会があれば、色々な地域のお月見にぜひお邪魔してみたいものです。


私は昨年10月末からここ記念館でお世話になっていますので、今年の9月19日は、スタッフとなってはじめて迎える十五夜です。幸運なことに、職場である記念館にはおいしいおいしいお饅頭...おなじみ『十三饅頭』がございます!ここ数年、十五夜にはお気に入りの和菓子を食べるのが我が家の習慣となっていますので(月も見てますよ、もちろん!)、9月19日は、お月見団子ならぬお月見饅頭として『十三饅頭』をほおばりながら月を眺めてみようと思います。

    饅頭箱 (800x533) (640x426) (300x200).jpg 十三饅頭アップ (300x200).jpg【十三饅頭:甘さ控えめのあっさりとしたこし餡が入った茶饅頭で、記念館をイメージしたパッケージに入っています。オンラインからもお求めいただけます!】


皆さまもぜひ秋の夜長に月を眺めて、季節を感じてみてくださいませ。

スタッフ:山岡