記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2012.09.10 2012秋のお知らせ

9月に入り、方々でおもしろい展覧会やイベントが開催されています。お休みは限られているというのに、アレもよさそう、コレも楽しそう、と目移りしてしまう、悩ましい季節ですね。

さて、我らが伊丹さんもこの秋アチコチに登場します。以下お知らせいたしますので、スケジュール帳のご用意を。ハイ、よろしいですか? では......


【京都編】京都に「愛媛の友だち」が遊びに行きます!

9月15日(土)~28日(金)、恵文社一乗寺店(京都市左京区)の生活館ミニギャラリーで開催される「愛媛の友だち」展に当館のグッズいろいろが参加いたします。京都で生まれ育った伊丹さんですから、「ホッホ」と喜んでいることでしょう。

この催しは「"友達の住んでいる場所"と京都を結ぼう」というご主旨のもと、恵文社一乗寺店さんとコトバヨネットさんが共同で企画されたもので、今回は愛媛県をご紹介とのこと。光栄にもお声掛けいただき、ミュージアムグッズを展示・販売していただくことになりました。


ehime_friends.JPG【当館から上洛するグッズ】
・ポストカードセット(伊丹十三イラストセット)
・マグネット(3種:スパゲッティの正しい食べ方、ミモザ、ダッグウッドの悦び)
・ゴム印(3種:新しい理髪師、二日酔いの虫、猫)
・手拭い(2種:黒色、空色捺染手拭い)


当館のグッズの他には、小野セツローさん、中田窯、梅山釜、宮内大志さん、佐々木智也さん、畦地梅太郎さん(あとりえ・う)、吉井タオル、aron koron soron、瀬戸内工芸、N工所の、触りたい手に取りたい使いたい、毎日眺めて暮したい、つまり「ワタシのものにしたーい!」と思わずにはいられない、イイものが集うようです。

*詳しくはこちらでどうぞ → 恵文社一乗寺店ブログ「愛媛の友だち展」紹介

例えば、遠くに住んでいるお友だちと久しぶりに会ったとします。お友だちからもらったお土産や、何気なく使っているものがとてもステキで、それがその人の町のものだと知ったら、「アンタ、ええとこに住んでるねんなぁ」とチョット羨ましくなる----と、いうようなことはみなさんもご経験おありだと思いますが、「愛媛の友だち」展はまさにそんな感じ。

地図だとさして広くなさそうに見える愛媛ですが、いざ旅行でまわろうとすると案外と広うございます。そんな愛媛のイイものが一箇所に集合していて、そこへ行けば出会うことができる。これってすごいことなのでは!(集める方はさぞかし大変だったことと思いますが...)
関西にお住まいの方、京都へいらっしゃるご予定の方、"愛媛の友だち"の世界を覗きに行ってください。

<このイベントに携わっているみなさん>
・恵文社一乗寺店(京都市左京区) http://www.keibunsha-books.com/
 ※書店フロアでは、当館のガイドブック、伊丹十三のエッセイも扱ってくださっています。
・コトバヨネット(京都市左京区) http://kotobayo.tv/
 ※古書と雑貨と松山の不耕起・無農薬柑橘のお店。恵文社と併せて巡りたいですね。
・BRIDGE(愛媛県松山市) http://www.bridge-dogo.com/
 ※コトバヨネットさんのお友だちとして、愛媛のよきものをセレクトなさった松山の雑貨屋さん。
  道後公園のすぐそばなので、松山の方も旅のお方もぜひ。


【東京編】監督作品全部上映!「再発見!伊丹十三の映画」


それから、9月15日(土)~28日(金)、アラ、なんと「愛媛の友だち」展とまったく同じですね、東京の映画館・オーディトリウム渋谷では、伊丹十三の監督作品が上映されます。

*詳しくはこちらでどうぞ → オーディトリウム渋谷「再発見!伊丹十三の映画」特集ページ

昨年、東京で開かれた回顧上映「JUZO AGAIN」は3日間で各作品1回ずつの上映でしたから、お好きな作品の上映時間にご都合のあわなかった方もいらっしゃったことと思います。
が、今回はタップリ2週間! 各作品5~7回上映されるそうなので、じっくり予定を立てられますね。10作全部を観ることも、お気に入りの作品を繰り返し観ることだってできちゃいます。(ワタシは2週間オーディトリウム渋谷に「住み」たいです...!)


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【イタミワールドてんこ盛りのチラシです】


一般1,400円、学生・シニア1,200円の当日券のほか、お得な回数券もあるそうです(3回3,300円 / 5回5,000円、複数人でのご使用も可だなんて太っ腹な回数券!)。ぜひ伊丹映画をスクリーンでご覧ください。


【全国編】ご自宅が伊丹十三劇場!

「そんなこと言われたって、京都も東京も遠くて行けないもん! ぶー!」という方にお勧めいたしますのが、日本映画専門チャンネルの『伊丹十三劇場』。

9月の「天皇の世紀」放送のあと、10月13日(土)からはアンコール放送が始まります。監督作品のほか、主演女優の宮本信子館長が伊丹映画を語りつくしたインタビュー、「新・13の顔を持つ男 その3『宣伝する人』伊丹十三」も放送されます。

監督作品アンコール放送
 「お葬式」初回放送は10月13日(土)23時~、「タンポポ」初回放送は10月20日(土)23時~
「新・13の顔を持つ男」
 初回放送は10月13日(土)25時09分~
宮本信子インタビュー
 10月6日(土)21時~「マルサの女」本編とともに放送されます

※日本映画専門チャンネルは申込みの必要な有料放送です。視聴方法などチャンネルに関する詳細情報はこちらをご覧ください。

日本全国の伊丹ファンの皆々様、どうぞくれぐれもお見逃しなく! 宮本館長のトークは、なななんと、お試し視聴放送期間! デジタル受信機をお持ちの方は「BS255ch」にチャンネルを合わせてみてください。「最初で最後」(本人談)だそうですヨ!


学芸員:中野