こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2012.05.14 緑がある記念館
あっという間に4月が過ぎ、5月に入りました。桜も散り、緑が生い茂る時期になりましたね。記念館の中庭や周辺にクローバーやたんぽぽが多く見られるようになりました。てんとう虫など虫を見ることも多くなり植物が成長し昆虫の活動が盛んになるこの時期、記念館では開館5周年記念イベントを行い5月はお客様や関係者の皆様で賑わうと思いますので外ですくすくと育つ植物たちに負けないよう館内を盛り上げていきたいです。今回は記念館の外観を囲むように植えられている植物と中庭の植物についてご紹介します。
まず前庭の木からご紹介。
入口からベントレー側にあるトサミズキは地面から太い枝を出して茂っているのが特徴です。葉はまるい形です。3月から4月にかけてぶら下がるように黄色の花を咲かせます。葉がミズキの植物に似ていて高知県(土佐)で発見されたのでこの名前がついています。
駐車場入口側にあるヤマボウシは葉は楕円形または卵円形で緑色です。こちらもミズキ科です。幹は灰褐色。ヤマボウシの隣にあるユキヤナギは地面の際から枝が何本も枝垂れて細く、ギザギザの葉をつけます。雪白の小さな花を3月から5月にかけて枝全体につけるためこの名前がつきました。バラ科の植物です。右がユキヤナギ、左がヤマボウシです。
記念館の周囲を囲む山桜はユキヤナギと同様バラ科の植物で桜の中では寿命が長いといわれています。開花時期は3月から4月です。成長した葉は緑色です。淡い紅色の花を咲かせます。
入口にある記念館看板近くと中庭に1本ずつある(計2本)桂の木はハートの形に似た円形の葉が特徴で、秋には黄色く紅葉します。その落ち葉は甘い香りがします。中庭に春~初夏にかけて咲く紫色の小さな花はビンカミノームという姫ツル日々草の一種です。
また中庭には西洋タンポポが植えられています。
記念館はこのように植物が多いことも特徴だと思います。カフェから中庭を眺めるためにご来館されるお客様もいらっしゃいます。少し休憩のため記念館の庭をゆっくりご覧になるのも良いと思います。是非ご覧くださいませ。
スタッフ:井川
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