記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2011.12.26 もう今年が終わりますね

 みなさま、こんにちは。早いもので今年も残すところ、あと6日となりました。記念館は本日26日が仕事納めとなります。2011年を振り返りますとわたくしは8月より記念館で勤務することになりいろんなお客様との出会いがあったり、そして公益財団法人の経理事務としての専門的なお仕事を経験しました。新しいことを覚えることは楽しいです。そして新しい知識を得ることのできるのはありがたいなと感じています。今年はもちろん伊丹十三さんのこともたくさん知ることができました。伊丹十三さんのことと言えば記念館でのみ入手できるDVD『13の顔を持つ男』と伊丹十三記念館ガイドブック、映画『お葬式』シナリオつき絵コンテノートは絵コンテをそのまま本にしているのを他で見たことがなかったので新鮮です。 IMG_4809縮小.jpgガイドブックは記念館に展示してある十三さんにまつわる展示品を鮮やかな写真と大きめな文字で紹介してます。 IMG_4820縮小.jpg  DVD『13の顔を持つ男』は十三さんの貴重な映像がたくさん収録されていて、どれだけ多才でユーモラスだったかわかるDVDになっています。 IMG_4845縮小修正.jpg  映画『お葬式』シナリオつき絵コンテノートは初の監督作品である『お葬式』の絵コンテでその数約300枚です。絵コンテから既に登場人物の性格が滲みでている本です。IMG_4794縮小.jpgどれもこだわりがありお勧めなのですが私は伊丹十三記念館ガイドブックの245ページに載っているつややかなお椀を見ていると無性にそばを食べたくなります。写真を見ているだけで読み手を食べたい気持ちにさせるなんて物の選び方も優れた人だったと思います。食べるなら時期的に年越しそばです。年末にそばを食べるとその年の悪縁や苦労を切って翌年に持ち越さないといわれています。年内に食べると長寿にもなるそうです。是非年内に伊丹さんのようにお気に入りの食器で年越しそばを食べてみてくださいね。

   今年記念館にご来館や応援してくださったみなさま、ありがとうございます!今年1年間、お仕事や学業などで使ったご自身の身体を労わり、温かいものを食べて、良い新年をお迎えください。

スタッフ:井川