こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2011.11.07 手作りしょうがシロップ
記念館だよりをご覧のみなさま、こんにちは~!朝晩は寒かったり日中は暑かったりと気温の差が激しいこの頃ですが、体調など崩されていませんか?夏が大好きで寒いのが苦手な私はこれからの季節はブルーになってしまいます。冬はワクワクするイベントが多くて楽しいのですが、寒い!というだけでテンションが下がり気味です。。。
そこで!寒さを乗り切るあったかメニューはないかな~と考えていたところ、料理上手のスタッフIさんから、
「しょうがはどう?しょうがは体を温めるジンゲロールも含まれてて体にもいいよ?」「ジ、ジ、ジンゲ?」「ジンゲロール!世の主婦なら誰でも知ってるくらい注目されてるよ。」「あ~コラーゲンみたいな感じ?とりあえず取っとこうか、みたいな」「う、う~ん、まぁそんな感じ...」というような会話からしょうがメニューを始めることになりました。
その後ジンゲロールについて調べてみると、ほ~なるほど、これは注目されるわけだ、という効能がたくさんありました。
ジンゲロールには、血行促進の作用があるので、身体を温め冷え症を改善します。昔から「風邪のひき始めにショウガ湯を飲む」とされるのは、ジンゲロールの発汗作用で解熱効果が期待できるためだそうです。温シップなどにも用いられ、ショウガは民間薬としても重宝されてきました。ジンゲロールには、二日酔いやつわりの吐き気を抑える効能があることもわかっているそうです。吐き気は、神経伝達物質セロトニンが胃腸の運動を必要以上に亢進させることで引き起こされますが、ジンゲロールは抗セロトニン作用があることが証明されているそうです。
身体に対する効能ばかりでなく、ジンゲロールは強い殺菌力も併せ持っています。刺身の薬味にショウガを使えば、生臭さを消すだけでなく、殺菌効果による食中毒の予防も期待できます。
生姜を摂取して「ジンゲロール」が体内に入ると、これを敵と勘違いした免疫細胞が数を増やし、結果的に免疫力が強化されます。これからの季節インフルエンザなども流行ってきますから、免疫力を強化しておく事は大事ですね。
その他にもビタミンEを上回る強い抗酸化作用もあるので、生活習慣病の改善や予防にも効果 があったり、肝臓の働きをよくして血中コレステロールを下げる作用 があったりと挙げればきりが無いほどでてきました。
どうせやるならシロップも手作りしようと、一応調理師免許をもっているので、Iさんの指導のもとカフェタンポポオリジナルしょうがシロップを作ってみました。おいしくな~れ、おいしくな~れ!と祈りながらコトコトと煮込みました。
徐々にしょうがのいい香りがプ~ン。なんだか食欲がそそられるいい香りです。
きれいなピンク色のシロップの完成です。
煮込んだ後のショウガは砂糖漬けにしてショウガチップを作りました。
そして、この手作りショウガシロップを使って、出来上がったメニューがまずこちら「十三饅頭としょうが湯のセット」です。甘さ控えめのしょうが湯には手作りしょうがチップも浮べています。
続きまして、スタッフの間でもすごくおいしい!と大好評だった「ジンジャーティー」。 私も正直こんなに紅茶としょうがが合うとはびっくりでした。
そして、最後は私の一番のおすすめ「ソイジンジャー」です。以前紹介した効能だらけの体にいい飲み物「豆乳」としょうがのコラボです。このふたつが合わさったら体にいい事まちがいなしでしょう!最後にシナモンをふってできあがり。とてもいい香りがします。
どの飲み物も体がポカポカ温まり、ショウガ効果を実感しています。
実はショウガがあまり得意ではなかったのですが、試飲を繰り返しているうちに大好きになってしまい、昨日の晩ごはんは豚のしょうが焼きでした。
スタッフ:木山
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