こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2011.06.27 夏の庭先
みなさまこんにちは。先週あたりから急に気温と湿度が上がり湿気のため髪の毛くるくるの多胡です。日もすっかり長くなったと思っていましたら、先日には夏至を迎え、なるほど!と納得したところです。
みなさまのお宅には庭はありますか。わたしの住まいには庭はありませんがベランダでいろいろ育てています。ハーブの仲間のレモングラス、レモンバーム、月桃、イタリアンパセリ...から始まり、最近はいただいた花で小さな紫色の花を咲かせるイソトマ(いい香りがします)、濃いピンク紫のペチュニア、カラーみたいな白い花なども仲間入りしました。他には毎年春に小さい花を咲かせる多肉植物やお土産でもらったブドウがおいしかったので種を撒いたら芽が出たという変わり種もいます。
伊丹十三記念館には建物前と中に庭があります。お越しになった方はご記憶かと思いますが建物前と中庭ともに桂の木が植わっています。今、夏に向かって桂の木には葉が生い茂り、暑い中ですのに見たところにはとても涼しそうに葉をなびかせています。この葉は秋になるとお砂糖を焦がしたような甘い香りを漂わせます。記念館に勤務し始めた頃、春にその話を聞き「葉っぱが?ほんとかな???」と不思議に思っていましたが秋になって早朝、中庭のガラス戸を開けるとほんとうに甘い香りがしてびっくりしたのを覚えています。葉っぱもハート形でかわいらしく、中庭の桂の木は樹形にも建築家の中村好文さんの思いがこもっていて根元は1本ですが2本が寄り添っているようなものを選んで植えています。これは伊丹さんと宮本館長に見立てて選んだと聞いています。
庭の手入れもできる範囲スタッフで行っています。草をひいたり水をやったり、まめなスタッフは花の終わった中庭のタンポポを集めて庭の新たな場所に種を撒きタンポポの陣地のさらなる拡大に努めたり。最近、簡易の芝刈りハサミを購入したので芝刈りや少し剪定なども行っています。
※写真上:ベランダで育てているペチュニアと多肉植物。花殻を摘んでおくと次々と新しい花が咲きます。こうやって見てみるとちょっと朝顔にも似ていますね。
写真下:中庭の桂の木。先日、植木屋さんに虫よけの薬を散布してもらったのです。
スタッフ:多胡
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