こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2010.12.27 新しい手帳と古い手帳
みなさまこんにちは。
今年の記念館だよりの"とり"を、なんと!わたくしが務めることになろうとは!ココロして務めたいと思います。では、はじまり はじまり?。
年末には掃除をしたり来年の準備をいろいろしますが毎年この時期、私は手帳の移行作業も行います。
みなさん、手帳はお使いですか?今は紙の手帳のみならずいろんなツールがありますものね。私は1993年くらいから途中浮気(1999年と今年2010年)をしながらも同じ会社の文庫本サイズの手帳を使ってきました。同じ手帳を使いつつも中身(使い方)には緩やかな変化があったりします。学生の頃からしばらくは、やりたいことや行きたいところ情報、こころに響いた言葉、調べもの、読みたい本、時間割等を書き付けた手帳本体の後ろに普通の罫線だけの手帳をサブでひっつけてあれやこれや書き込んだり貼りつけたりしていました。
6年ほど前に「時間の捉え方」を書いた本に出会い「あぁなるほど!」と目からウロコが落ちたのをきっかけに手帳の使い方を少しずつ改良してきました。その本によると男性と女性では時間の概念が少々異なるそうで女性は時間を「点」として捉える人が多いそうです。時間は時「間」というだけあって本当は幅のあるものなのに、です。それからというもの私は手帳にタイムスケジュール形式で予定を書き込むようになりました。1日を1本の帯と捉え目盛りを記します。何時に何をするというのを落とし込んでゆきます。案外お休みの日の予定も熱心に書き込んでいます。
今年は初めて「ほぼ日手帳」を使いました。この手帳は2008年に伊丹十三賞を受賞なさった糸井重里さんが運営する「ほぼ日刊イトイ新聞」が作っていて日々をタイムスケジュールで記すことができる上、月の満ち欠けや日本の古くからの暦である二十四節気、良いことばなどが1日ごとに掲載されていてかゆいところに手が届くといいますか手帳に書き込むのは私であることに変わりはないのですが語りかけてくる感じがして1年を楽しく過ごすことのできる工夫を随所に凝らした手帳であるなと思いました。
新しい年の手帳を前に「2011年もよい1年を過ごしたいな」と考える年の暮れです。
記念館だよりを読んでくださっているみなさま、ありがとうございます。新しい企画展「父と子 -- 伊丹十三が語る父伊丹万作の人と仕事 --」も始まりました。記念館へも是非ご来館くださいませ。スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。どうぞ、よいお年をお迎えくださいますよう!
写真は、古い手帳と、カバーをつけた毎日使っている手帳
スタッフ:多胡
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