こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2010.12.13 十三饅頭
記念館だよりをご覧のみなさまこんにちは!4週間ぶりの木山です。
まだ記憶に新しいと思いますが、前回はカフェタンポポ限定ケーキをご紹介致しました。「記念館だよりのケーキの記事を見てケーキを食べに来ました」というお客様もいて、うれしい限りです。本当にありがとうございます。
今回は、当館お土産人気NO.1の「十三饅頭」についてお話をしようと思います。
以前、記念館だよりでもご紹介しましたが、館長の宮本信子は当館限定グッズにとてもこだわり、忙しい時間の合間に、グッズ担当スタッフと打ち合わせを繰り返し、熱心に取り組んでおります。妥協をゆるさない館長はハンカチ1枚をとっても、ちょっとした色合いの違いや肌触りなど、納得がゆくまでこだわり続けます。(さすが、伊丹さんの奥様です。)
そんな館長が、たくさんあるオリジナルグッズの中でも1番力と愛情を注いだと言っても過言ではない商品が「十三饅頭」です。
初めの試作品ができたのは、2007年2月12日。
宮本館長、製造元の一六本舗の久保田さん、設計の中村好文さん、館長代行玉置泰さん、パティシエの三好詩子さん、当館事務局長種岡さん、当館経理担当多胡さん、そして私、このメンバーの見守る中、試作品のチェックを行なう宮本館長。
「う?ん、少し大きいわね、ひと口、ふた口で食べられる上品なおまんじゅうがいいのよ」
「甘さはひかえめでね」
「十三って焼印を表面にポンと押してほしいの」などと、たくさんの意見がでて、何度も試作を重ね、ついに「十三饅頭」が誕生したのです。
箱のデザインは記念館をイメージして作られ、こちらもこだわっております。
黒い部分は記念館の外壁に使われている焼杉をイメージし、中庭を象って一部をくり抜いています。
くり抜かれた部分からは焼印の「十三」の文字と記念館のロゴが見えます。
この焼印の文字は伊丹十三が実際書いた文字を使っております。
このようにこだわりにこだわった十三饅頭、当館1番人気のお土産になっております。
カフェタンポポでもおひとつからお召上がりができます。
梅昆布茶と十三饅頭のセットもございますので、ホッとひといき休憩にいかがでしょうか♪
余談ですが、私は妊娠中つわりで何も受けつけない時期があったのですが、十三饅頭は食べることができて、毎日食べていました。もともと、饅頭が好きなわけでもなく、自分で買ってまで食べるなんてなかったのですが、あっさりした十三饅頭にハマリ、つらい時期を助けてもらいました。
そのせいかわかりませんが、うちの娘は十三饅頭が大好きです♪
スタッフ:木山
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