記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2010.10.25 あったかい飲み物

 みなさんこんにちは。急に涼しくなり、あったかい飲み物がおいしい季節になりましたね。
 みなさんは、「ほっ」としたい時にどんなものを召し上がりますか。わたしは、紅茶が好きですが、ハーブティーも好きです。最近はこれに中国茶も加わりました。
CIMG61142.JPG 事の発端は、20年度に伊丹十三賞を受賞なさった糸井重里さんが運営しておられる「ほぼ日」(ほぼ日刊イトイ新聞)でした。ここではいろんな記事が読めるのですが、いろんなモノも販売されています。ハラマキ、スケジュール帳等など。その中で時折「簡さんのお茶」という中国茶が販売されていて「注文しようかな」と思って次にHPを開けてみるとすぐに売切れてしまっていて何度くやしい(!)思いをしたことでしょう。
 そんなわけで、所用のため東京へ行った際に簡さんのお店へ自分の足で行ってみることにしました。行ったのは夕方でしたが、東京はちょうど雨が降り出し、松山より日暮れも心なしか早かったです。電車を降りてから結構歩きました。あ?、無事着くかしら...とちょっと心細くなった頃、建設屋さんのビルの1階を借りている簡さんのお店が見えてきました。ネット上で見た店内の写真よりももっとたくさんの大きなお茶の缶やらダンボールがあちこち所狭しと並んでいました。お店へ入ると簡さんご本人がいらっしゃり、「どんなのがいいですか?」とにこにこして尋ねてくださいました。これにはちょっと戸惑いましたが、紅茶が好きなので「発酵がすすんでいるお茶がいいです」と言ってみました。菊のお茶や鉄観音(鉄観音の中にも様々な種類があるそうです)などいろんなお茶を出してくれ「とびきり いいやつネ」という黄山毛峰(こうざんもうほう)というお茶もご馳走になりました。「中国茶=ウーロン茶=茶色くて、じゃぶじゃぶ飲むお茶」との勝手な思い込みはこの日で全て流れ去りました。日本の緑茶も渋みの中に甘みがあってとてもおいしいですが、中国茶って繊細でとてもおいしくよい香りがするんですね。「新しい世界を知ってしまった!」という感じでした。簡さんは「最初にとびきりの良いお茶を飲んでしまうのではなく『普通』のものから順々に良いお茶を飲んでいって、いろんな味のお茶があることを知ってほしいとおっしゃっていました。簡さんのお店が近くだったら足繁く通って、いろんなお茶を飲んでみたいと心の底から思いました。
CIMG61152.JPG CIMG61132.JPGこの日は迷いに迷って最終的に絞り込んだ鉄観音3と白葉単欉(はくようたんそう)というお茶を買って帰路につきました。発酵具合は、紅茶が100%とすると、鉄観音や白葉単欉は10?75%に区分される「青茶」。それより発酵していないものは「白茶」と言われ日本で言うところの緑茶となるそうです。お湯の中で開いたときに見るとよく分かりますが葉の形状も日本茶とは異なり、葉っぱが丸のままで、お湯を指すと何度でも飲めます。簡さんのところではガラスのコップにそのままお茶の葉を入れ飲みましたが、飲む度に葉っぱが口に当たり「ぷっ」となるので(!)、家ではお茶の葉をガラスのポットに入れてふっくら広がる様を眺めて飲んでいます。秋の夜長、伊丹エッセイなど読みながら中国茶、いかがですか?
                                                                                                               スタッフ:多胡

写真は、丸められている鉄観音の葉と、ポットの中で広がった様子