記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2010.09.27 赤ちゃんラッシュ

 みなさま、こんにちは。この夏は本当に暑かったですね。やっと松山も涼しくなり、稲刈りを終えた田んぼをあちこちに見かけるようになりました。
 さて、ここ1?2年、私の周囲では「赤ちゃん」ラッシュです。
 はじめは 以前の職場の同僚でした。自分の身近だった人に赤ちゃんが生れるという初めての出来事にとても不思議な感じがしたのを覚えています。
 次は今の職場のKさん。自分の所属する職場での、同僚の妊娠・出産を目の当たりにして女の人が働き続けることや、子どもがいる人が働きやすい環境って?と具体的に考えるきっかけとなりました。
 次は妹。双子だったので喜びも驚きも倍以上(!)でした。このころにはKさんが職場復帰していましたのでいろいろな「今の出産情報」を教えてもらい、妹に知らせたりして伝書鳩のようなことをしているうちに、いろいろ知識が豊富になりました。母の持つ「30数年前の出産情報」とKさんからの「今の出産情報」を比べ「へぇ?!?」と母と共に感心することもしばしばでした。
 そして、今度はずーっと以前、職場で一緒に働いた先輩と言いますか友人です。現在、里帰りしているということでしたので先日、おうちを訪ねてみました。臨月だそうで、彼女はまあるくなったおなかをさすりながら、わたしは時折、おなかのなかで赤ちゃんがぴょこんぴょこんと動く様子を見せてもらいながら(服の上からでも分かるくらい動いています!)しばらくおしゃべりしました。
CIMG5510.JPG 今までの様子を知っている人たちが、「おかあさんになってゆく」過程はゆるやかな変化があったり、驚くことも多くあります。それから、赤ちゃんの日々の成長ぶりというのも本当に目を見張るものがあります。妹の赤ちゃんが最近、寝返りをうてるようになりました。本人も面白いのでしょう、ころんころんと転がっています。人はなんでも「だんだん出来るようになる」ものなのですね。その様を眺めているとふと、伊丹さんの幼少期にも畳に両手をついてこっちを見ている写真があったことを思い出しました。きっとおとうさんの万作さんがこの前まで寝転がっていただけだった息子が寝返りをうてるようになったのを嬉しく思い写したものなのでしょう。「あぁ、うちの息子が寝返りがうてるようになったぞ。」と思いシャッターを切った万作さんの気持ちが少し分かったような気がしました。

写真は、記念館にやってきた妹家族です。

スタッフ:多胡