こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。
2008.06.20 兄弟の出来た記念館
みなさん6月16日って何の日かご存知ですか?
答えは「和菓子の日」なのだそうです。
そもそもの由来は、和菓子の製造に携わる方々が、「和菓子というすばらしい日本の食文化を後世に伝え残すために一層の努力を積み重ねていこう。」と願って設定された日で、歴史をたぐってゆくと平安時代にまでさかのぼるということを知り、大変驚きましました。
和菓子の日のお話はさておき、去る6月16日(月)、道後温泉の本館のちょうどお向かいに一六本舗道後本館前店がオープンしました。何を隠そうこのお店、伊丹十三記念館とは兄弟(!)のような間柄なのです。
と言いますのも、伊丹十三記念館を設計された中村好文さんの手による素敵なお店なのです。実際に入ってみて「にやり」と楽しんでいただきたいので、詳しくはここではあまりお話ししないでおきましょう。いろいろな工夫がちりばめられています。
建物内は、やさしい色合いの木がたっぷり使われています。道後温泉で羽をのばした後、好きな飲み物を片手にゆったりとした時間を過ごすのにぴったりです。
伊丹十三記念館を紹介するコーナーもあります。
2階の茶寮の窓から眺める道後温泉本館は、作り込まれた細部を、地上からよりも真近でじっくり見ることが出来ます。
メニューもゆずを使ったものや甘いもの、冷たい飲み物、ちょっとした食事など、さまざまな年代の方に楽しんでいただけることでしょう。
遠くからお越しの方はもちろん、地元松山にお住まいのみなさんも是非、道後へ足を運んでみませんか。
道後商店街をそぞろ歩くと、なんとはなしに、旅の途中のような感じが味わえます。私も、一六茶寮を訪ねた後、道後温泉本館近くの「椿湯」につかり旅人気分で家路につきました。
スタッフ:多胡
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