マルタイの女(1997年)

IMAGE マルタイとは、警察用語で身辺保護対象者の意味。『ミンボーの女』公開後の襲撃事件によって、実際にマルタイとなった伊丹監督の体験が生かされたのが本作。
 偶然殺人事件を目撃し、謎のカルト教壇から命を狙われ始めた女優、磯野ビワコ(宮本信子)。否応なしにマルタイとなり、二人の刑事、立花(西村雅彦)と近松(村田雄浩)に、プライバシーもなく護衛される事に。「日本一わがままな女優」と言われるビワコには耐え難い事だったが、幾度も危険にさらされるうち、自分のために二人の男が命を懸けている事に気づき始める。
 これが伊丹十三最後の映画となった。

DATA
製作:伊丹プロダクション
配給:東宝株式会社
サイズ:ビスタ・サイズ
カラー:カラー
音声:2chステレオ
時間:132分

STAFF
脚本・監督:伊丹十三
製作:玉置泰
企画協力:三谷幸喜/細越省吾
プロデューサー:川崎隆
撮影:前田米造
照明:加藤松作
美術:川口直次
録音:小野寺修/桜井敬悟
編集:鈴木晄
音楽:本多俊之
装飾:佐藤結樹(ポパイアート)
特機:落合保雄
デジタル合成:島村達雄(白組)
スクリプター:松澤一美
音楽プロデューサー:立川直樹/
音楽プロデューサー:梶原浩史
助監督:中嶋竹彦
製作担当:鎌田賢一
CAST
磯野ビワコ:宮本信子
立花刑事:西村雅彦
近松刑事:村田雄浩
波多野管理官:名古屋章
稲村刑事:六平直政
検事:益岡徹
先輩刑事:不破万作
トロと呼ばれる刑事:伊集院光
マネージャー小清水:近藤芳正
お手伝いの三輪さん:あき竹城
劇場プロデューサー:三谷昇
ミドリちゃん:早乙女朋子
映画監督:小林克也
警視総監:宝田明
大木珠男:高橋和也
ナカムラ:山本太郎
エイジ:木下ほうか
教団幹部:隆大介
二本松弁護士:江守徹
真行寺編成局長:津川雅彦

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