ミンボーの女（１９９２年）

　「ミンボー」とは、警察用語で民事介入暴力。ヤクザのゆすり、たかり、おどしの事。
　井上まひる（宮本信子）はミンボー専門の弁護士。猛烈な早口でミンボーに立ち向かう。超高級ホテルに居座り、あの手この手で恐喝し、金をゆすりとろうとする一味に対し、なすすべもなかったホテル側の人間たちに、警察の助けを借りながら知恵と勇気を授けていく。
　映画公開当時、暴力団新法が施行された事もあり、伊丹作品最高のヒット作となった。だが映画公開直後、映画の内容に不満を持った暴力団に伊丹監督が襲われ、重傷を負うという事件も起きてしまった。

DATA
製作：ITAMI FILMS INC.
製作協力：細越省吾事務所
配給：東宝株式会社
サイズ：ビスタ・サイズ
カラー：カラー
音声：2chステレオ
時間：１２３分