記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2018.02.26 伊丹十三記念館のマグネット

こちらは、記念館開館当時からグッズショップで人気のマグネットです。

mag02231.JPG描かれているのは全て伊丹さんのエッセイの挿絵です。もちろん、伊丹さんご自身が描いたものです。

実はこのマグネットのイラストには共通点があります。
さて、みなさんのお家ではマグネットはどこで使用されていますか??
きっと「冷蔵庫!」という方が多いですよね。というわけでキッチンでのご使用を想定して、全て「食」に関連するイラストになっているのです!

ちなみに、これは「鳥」ではありません。


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これは「レモン搾り器」のイラストです。中に切ったレモンを入れてぎゅっと押すと、レモンが搾れるそうです。常設展示室には実際に伊丹さんが愛用されていた、このイラストのレモン搾り器が展示されていますので、ご来館の際はお見逃しなく!

というわけで、早速、去年購入した記念館の事務所の冷蔵庫に貼り付けてみましょう!

ピタッ

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あら、いいですねえ。

記念館リーフレットのようなちょっと厚手の紙を挟んでもばっちりくっつきます。磁力も文句なしですね。

mag02234.JPGもちろん、キッチン以外でのご使用も大歓迎です。
ご来館の際はグッズショップで是非チェックしてみて下さいませ。

スタッフ:川又

2018.02.19 愛用品

ここ記念館では、展示などを中心に伊丹さんが愛用していた品々を多数ご紹介しています。

お客様の中には、伊丹さんの愛用品と同じものを使っている、もしくは以前使っていて、「伊丹さんに親近感がわきました」という方も少なからずいらっしゃいます。
今回は記念館ショップから、伊丹さんが愛用していたものを2つ、ご紹介させていただきますね。

まずは印伝(いんでん)です。印伝(甲州印伝)は、鹿革に漆で模様付けを行う技法で知られる、甲州(山梨県)に400 年以上受け継がれてきた伝統工芸品です。
世代を問わず愛され続けているこの印伝を伊丹さんも愛用し、特に、「青海波(せいがいは)」という半円形を重ねて波のように反復させた模様を好んで使っていました(現在は常設展示室の「五 エッセイスト」コーナーで、実際に伊丹さんが使っていた青海波のペンケースをご覧いただけます)。
印伝をご存知の方や実際に使っている方は本当にたくさんいらっしゃるようで、お客様から「私も持っています!」「伊丹さんも使っていたなんて、親近感がわきますね」というお声をいただくこともしばしばです。


IMG_7237 (300x200).jpg現在、記念館ショップでは印伝の小銭入れ、名刺入れ、
印鑑入れ、ブーツをかたどった根付を販売中です。
(※取扱い商品、模様は随時変わります)

 

IMG_7256 (300x200).jpg青海波の模様(印鑑入れ)

2つめは「4711オーデコロン」です。「4711」は世界で最も歴史あるオーデコロンブランドで、記念館では「4711 オーデコロン ナチュラルスプレー(60ml)」を取り扱っており、昨年5月に開館10周年記念商品として販売を開始しました。印伝と同様、皆さまにご好評をいただいている品です。
ショップで4711をご覧になったお客様の中には「以前何かで伊丹さんが愛用していたことを知り、それをきっかけに4711を使うようになって、今ではすっかり私も愛用者です」という方もいらっしゃいました。誰かとオーデコロンの話をとするときは「伊丹さんも使っていたんだよ!」と必ず言っているのだそうです。

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記念館ショップの4711オーデコロンナチュラルスプレー。
爽やかなシトラス系の香りで、使いやすいスプレータイプです。

この2品は記念館ではショップ店頭でのみ取り扱っています。「伊丹さんはこれを愛用していたんだなぁ」と、ご来館の際はぜひご覧になってみてくださいね。

――――――――― 記念館からのお知らせ ―――――――――

宮本信子館長が以下の日程で出勤いたします!

●3月11日(日)13時頃~15時30分頃まで
●3月12日(月)11時頃~13時頃まで

当日の状況により、滞在時間は変更になることがありますのでご了承ください。
宮本館長、スタッフ一同、皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

スタッフ:山岡

2018.02.12 2018年の大切なお知らせ

日本映画専門チャンネルで放送していただいている、2017年2月からの長期企画伊丹十三特集が、いよいよフィナーレを迎えます。

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そこで、大切なお知らせです。みなさま、メモのご用意を。

いいですか、大切なことなので大きい声で言いますよ――

3月3日(土)19時~4日(日)22時
『これで見納め! 24時間まるごと 伊丹十三の映画』です!!

こういった長期企画だと「ああ、見逃しちゃった~。でも多分リピート放送あるよね~」と余裕こいてしまって、結局、永遠に見逃す......ってことありますよね。
いいですか、もう後はないのです、これが最後のチャンスです。最後ではありますが、まだこのチャンスがあるのは幸いなことです。

【3日(土)19時から】
 お葬式、タンポポ、タンポポ、ニューヨークへ行く(※)、あげまん

【―幕間―】

 (この「幕間」もオススメです。オモシロ映像が流れますヨ!)

【4日(日)6時から】
 大病人、静かな生活、マルサの女、マルサの女2、

 ミンボーの女、スーパーの女、マルタイの女――

※「タンポポ、ニューヨークへ行く」はソフト化されていない
 ドキュメンタリー番組です。この機会にぜひご覧ください。

タイトルの通り「これで見納め!」なんだなぁ、と思うと淋しいですが、見ないと「淋しい」どころではない、つらく悲しい思いをすることになりますよ、絶対に後悔しますよー! 録画予約をお忘れなくーー!! スケジュール帳に、カレンダーに、大きく書いておいてくださいねーーーー!!!!

3月3日(土)19時から、日本映画専門チャンネルをお見逃しなく!!

日本映画専門チャンネルは申込みの必要な有料放送です。     
視聴方法などチャンネルに関する詳細情報はこちらをご覧ください。

もし、百万が一、「24時間まるごと」を見逃してしまったら、あるいは、終わった後にこの記念館便りを読んで「そんな特集があったなんて知らなかった!」となった方は、毎月"十三"日の"十三"時に記念館へいらしてください。

「十三日・十三時の伊丹映画」、来年度も開催いたします!!

13日が休館日の火曜日に当たる月は、翌14日の開催とさせていただきますのでご注意ください。

2017年度では今月と来月は13日が休館日に当たりますので、
「スーパーの女」は2月14日(水)、「マルタイの女」は3月14日(水)、となります。

supermarketwoman.jpg伊丹映画の中でも特に人気の高い
"ロマンチック商売コメディ"です!

普段の展示に加えて伊丹映画も楽しめる、お得な日です。ぜひお越しくださいませ!

学芸員:中野

2018.02.05 ソイジンジャー

立春を迎え、記念館の庭木が少しずつ目を覚まし始めています。

こちらはユキヤナギ。ほんの数輪ですが小さな花を咲かせています。ユキヤナギは、春の訪れを告げる花ともいわれるそうですね。

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とはいえ、まだまだ寒いですよね!
比較的暖かい日がありますと、その後また気温が下がった日に、より寒く感じます。

本日は、そんな寒い日にぜひ召し上がっていただきたい、カフェ・タンポポのおすすめドリンク "ソイジンジャー" をご紹介いたします。

2018.0205_2.JPGソイジンジャーは、豆乳としょうがで作る甘いホットドリンクです。
温めた豆乳に記念館自家製のしょうがシロップを加えていますので、口当たりはまろやかなのですが、しょうがならではのピリッとした辛みも楽しめます。カップに添えているのはスライスしたしょうがを甘く煮たチップで、そのまま召し上がっていただけます。
仕上げに、香りづけのシナモンパウダーをふるのですが、「豆乳の匂いはちょっと苦手なんだけど、これはシナモンの香りがして飲みやすかった」といった感想をいただくことがあります。
そして何より、飲むと体の芯から温まるように感じます。
しょうがに体を温める成分が含まれていることはよく耳にしますが、ソイジンジャーを飲むと、確かにそうだなと思います。
オールシーズンご用意しているメニューですが、寒い日に、特におすすめです。

記念館にいらしたら、ぜひ召し上がってみてくださいね。

スタッフ : 淺野