記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2017.12.25 生まれ変わった伊丹十三記念館へようこそ!

いよいよ暮れも押し迫ってきましたね。年の瀬ではありますが、最近、伊丹十三記念館は生まれ変わりました!ポイントは2つです。

まずは・・・建物外壁の塗装工事が完了しました。


隅から

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隅まで

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ピカピカです。

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そしてもう一つ・・・12月20日より、新しい企画展示「おじさんのススメ ―シェアの達人・伊丹十三から若い人たちへ―」がはじまりました。


詳しくは コチラ から。


今回の企画展も見どころ満載です。そんな見どころ満載な中から、おじさんのススメ、ではなくスタッフ川又のおススメを一つ挙げるとすれば、伊丹さんの松山弁が印象的な四国名菓「一六タルト」のコマーシャル映像が標準語訳の字幕つきでご覧いただけるコーナーです。

このコマーシャルをご覧になったことのある愛媛県内の方には懐かしく、初めてご覧になる方にも面白く、広く皆さんにお楽しみいただけるのではないかと思います。ご来館の際はお見逃しなく!



そして企画展示が始まったのと同日、伊丹十三の新刊「ぼくの伯父さん」(単行本未収録エッセイ集)の発売も開始されました。
まさか伊丹さんが亡くなって20年が経過して、新しいエッセイが読めるなんて思ってもみませんでしたよね。

出版に感謝です。

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【画像右側が「ぼくの伯父さん」。文庫本の「ヨーロッパ退屈日記」よりも一回り大きいサイズです。】


こちらも記念館グッズショップにて販売しております。


さて、今回が今年最後の記念館便りとなりました。今年も1年記念館便りをお読みいただきまして誠にありがとうございました。
最後になりましたが、皆さま良い年をお迎えください。
来年も伊丹十三記念館をどうぞ宜しくお願いいたします。

スタッフ:川又

2017.12.18 伊丹さんに関するイベントのご紹介

記念館便りをご覧の皆さま、こんにちは。
冷え込みが厳しくなってきました。忙しく過ごされている方も多い時期ですので、体調など崩されませんようくれぐれもご自愛くださいね。

さて本日は、伊丹さんに関するイベントについてご紹介させていただきます!

東京都港区南青山にあるほぼ日さんの店舗「TOBICHI」で、明後日12月20日(水)から12月26日(火)の期間中、伊丹さんのエッセイなどを集めた「伊丹十三書店」が開催されます。

※イベント内容や開催時間などの詳細はコチラをクリック

12月20日は、先週の記念館便りでご紹介させていただいた伊丹さんの単行本未収録エッセイ集『ぼくの伯父さん』(つるとはな)の発売開始日でもあります。
その新刊をはじめ、根強い人気を誇る『ヨーロッパ退屈日記』(新潮文庫)、『女たちよ!』(新潮文庫)等の既刊の伊丹エッセイのほか、平成26年11月に続けて復刊された伊丹十三・訳の『主夫と生活』(アノニマ・スタジオ)や『ポテト・ブック』(河出書房新社)も並ぶとのこと。
伊丹さんならではの文章にたっぷり浸ることができる、そんな空間になりそうです。

そしてここに、当館の『伊丹十三記念館ガイドブック』も仲間入りいたします!
この記念館便りでも何度となくご紹介させていただいていますが、まだご覧になったことが無い方はこれを機にお手に取ってみてください。

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この「伊丹十三書店」は7日間限りの「開店」です。
ご興味のある方はもちろん、お近くに行かれるご予定がある方はぜひ立ち寄られて、伊丹エッセイの世界に触れてみてくださいね。


スタッフ:山岡

2017.12.11 冬のお知らせいろいろ

12月7日(木)、企画展『ビックリ人間 伊丹十三の吸収術』を終了いたしました。

bikkuri_ex1207.jpg楽しかったなぁぁぁ......

予定通りの終了とはいえ、やはり寂しいものです。
ゆっくり別れを惜しみたいところですが、感慨に耽っている場合ではなく......撤収!!

tesshu1208.JPGひぇーーーー何もない!!

閉館から3時間後にはこの通り。カラッポになりました。

12月20日(水)からの『おじさんのススメ ― シェアの達人・伊丹十三から若い人たちへ ―』展を準備しています。
教えたがりでお勧め上手、いろんないいことを授けてくれた伊丹十三の言葉や絵や映像をみんなで囲んで、素敵なおじさんを目指しましょう!という展覧会です。

『女たちよ!』の前書きに

私は役に立つことをいろいろと知っている。そうしてその役に立つことを普及もしている。がしかし、これらはすべて人から教わったことばかりだ。

という一節があります。

現代風に言うなら、見聞きしたことを"シェア"した、ということになるのですが、記念館でお客様に接していますと、「伊丹さんの本に書いてあったこと」「伊丹さんが言ってたこと」として記憶に留めていて「影響を受けました」「忘れられないんです」と嬉しそうに話してくださる方がたくさんいらっしゃるんですね。そういうお客様のお声が企画構想の源になっています。

楽しい展示になるように知恵と体力を絞っておりので、開展まで今しばらくお待ちくださいませ。

12月8日(金)~18日(月)は展示替え作業のため企画展示室を閉室しております。
この期間中のご入館料は大人500円、高大生300円で
常設展示室のみご鑑賞いただけます。何卒ご了承くださいませ。
※12月12日(火)・19日(火)は通常通り休館日とさせていただきます。

 

 

≪年末年始 休館・開館日のお知らせ≫
12月28日(木)~1月1日(月)...休館
1月2日(火)&3日(水)...10時~17時(最終入館16時30分)
1月4日(木)~...10時~18時(最終入館17時30分)通常開館

 

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そんな次回企画展の開始と同じ12月20日、伊丹十三の四半世紀ぶりの新刊、『ぼくの伯父さん』(つるとはな)が発売になります。

cover_mononcle_min.pngこの表紙を見てニヤッっと笑ったら,あなた
は本格派で,しかもちょっと変なヒトです
(って言いたくなる表紙!)

"四半世紀ぶりの新刊"ってどういうことかと言いますと、雑誌などには掲載されたけど、その後、単行本に収録されなかったエッセイを集めたものなんですね。

え? 単行本に入った文章より落ちるってことだろう、って? そんなことは決してありません!! 往年の伊丹ファンが「ウーム、これは確かに伊丹十三にしか書けないエッセイだ」と唸る文章ばかりです。
もちろん、初めての方でも安心して(?)ご堪能いただけます。あ、いろんな年代の文章の詰め合わせという点では、お得かもしれません。「もっと読んでみたいな」って後を引きますよ、きっと。

発売日には記念館のグッズショップでも販売を開始いたしますので、ぜひ手に取ってみてください。

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もうひとつお知らせを。


総力特集 伊丹十三の映画を長期企画で放送中の日本映画専門チャンネルで、元日から特別編成! 新春スペシャル 伊丹十三の映画 5夜連続一挙放送!!

映画『タンポポ』北米リバイバルのドキュメンタリー「タンポポ、ニューヨークへ行く」も再放送されます。こちらもお楽しみに!


年末年始は伊丹さんの世界にドップリ浸かれますね。
慌ただしい年の瀬、みなさまくれぐれも、健康第一安全第一、ご自愛を!!

学芸員:中野

2017.12.04 缶バッジ

記念館グッズショップ商品の一つに、オリジナル缶バッジがあります。
デザインは、写真をプリントしたものと伊丹さんが描いたイラストをプリントしたものがあり、ご好評いただいております。


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皆さま楽しそうにお好きなデザインを選んでいらっしゃいます。
中央の缶バッジは、伊丹さんの写真をプリントしたもの。


2017.1204_2.JPGこちらは『女たちよ!』収録エッセイ「二日酔の虫」の挿絵をプリントしたもの。


小学生くらいのお子さまが、嬉しそうに缶バッジを選んでいる姿を見かけることもあります。
そういえば、私も子どもの頃に缶バッジを集めていました。お稽古事のバッグにつけるのが楽しみだったことを懐かしく思い出します。
お子さまたちが、伊丹さんの写真やイラストの缶バッジを持ち物につけているところを想像すると、とても嬉しくなります。その子たちが、もう少し大きくなって伊丹さんのエッセイを読んだ時に、「あ!このイラストはあの時の!」と気づく......そんなことがあったらいいなと思います。

もちろん、缶バッジは幅広い世代のお客様にご好評いただいております。
こんな風に記念館の制服につけてもピッタリなのです。つけている時に、お客様から「こちらで買えますか?」とお声をかけていただいたこともありました。

2017.1204_3.JPG皆さまも、記念館の思い出にいかがでしょうか。オンラインショップでもお買い求めいただけます。


――― 記念館からのお知らせ ―――


≪企画展示室 閉室期間のお知らせ≫

新企画展に向けた展示替え作業のため、12月8日(金)~18日(月)は企画展示室を閉室いたします。
※ 期間中の入館料は大人500円、高大生300円で、常設展示室のみご鑑賞いただけます。
※ 12月12日・19日は火曜日のため、通常通り休館日とさせていただきます。

≪年末年始 休館・開館日のお知らせ≫

12月28日(木)~1月1日(月)は休館いたします。
なお、1月2日(火)・3日(水)は開館時間を10時~17時(最終入館16時30分)とし、1月4日(木)より通常通り開館致します(1月2日は火曜日ですが、開館いたします)。

皆さまのお越しをお待ちしております。

スタッフ : 淺野