記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2013.07.29 手拭いの使い方

「手拭いが大好きでね、色々な手拭いを集めているの。でも集めるだけではもったいないから、いろんなことに使うようにしてるのよ。例えばね...」

 

以前、記念館のグッズショップで手拭いをお買い上げいただいたお客様から、こんなお話をうかがったことがあります。手拭いの使い方として、「巻く」「拭う」ことしか思いつかなかった私は、それ以外の用途をたくさん紹介してくださるお客様のお話を、大変興味深く聞いておりました。

 

というのも、学生の頃から、私にとっての手拭いとは「面(めん)タオル」でした。面タオル...皆さま耳にされたことはありますでしょうか?剣道と縁のあった方はご存じだと思いますが、防具の「面」をかぶる時に頭に巻く布のことです(他にも「面手ぬぐい」とか「面下」などの呼び方があるそうです)。剣道部に所属していた私は、それを毎日頭に巻いていましたので、首や頭などに「巻く」・汗や水などを「拭う」以外の使い方はピンとこなかったのです。

 

ですから、こんなことにも使える、あんなことにも使えるとお話ししていただいた時は、「手拭いはなかなかのスグレモノだったんだなぁ!」と感心したものです。

こんな使い方いいな、と思ったものを少しご紹介すると、プレゼントを包んで包装紙としたり(手拭い自体も贈り物になるんです)、のれんやタペストリーにして部屋のインテリアに取り入れたり、ランチョンマットやテーブルセンターとしてテーブルを彩ったり...ティッシュの箱のカバーにする、というものもありました。また、埃がかぶらないように何かを覆うのにも、綺麗な柄の手拭いだとちょっとオシャレな感じですよね。

 

日本古来から親しまれてきた手拭い。
ご自宅に手拭いのある方は多いと思いますが、皆さまどのように使われておりますでしょうか。
ぜひ色々アレンジして、自分流に使いこなしてみてくださいね。

 

記念館グッズショップでも、素敵な手拭いをご用意しております!

 

手拭2.JPG  


伊丹十三が描いた「カチンコ」のイラストが並んでいる、館長・宮本信子プロデュースの「伊丹十三記念館オリジナル手拭い」。色は水色・黒色の2種類ございます。


 

手拭くろ.jpg

   

IMG_7903.JPG

 

オンラインショップからもお買い求めいただけますので(→コチラ)、ぜひご利用くださいませ。

 

スタッフ:山岡