記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2009.07.20 仕事復帰

育児休暇を終え、無事に復帰させていただきました。
少人数で運営している記念館で、1年間も休ませて頂き、スタッフには多々迷惑をかけたにも関わらず、あたたかく迎えてもらい感動の初日でした。ここは、本当に伊丹さんのお家だなぁとつくづく思い、「伊丹ファミリーサイコー」と中庭で叫びたい気分でした。

大人になってからの1年は、「今年も変わりなく終わったなぁ」という年もありますが、
赤ちゃんの1年というのは目まぐるしいもので、はじめは寝ているだけの赤ちゃんだったのに、寝返りをし、ハイハイをし、つかまり立ちをし、歩きはじめてと、すさまじい進化をします。子供ができて、今までの生活はガラっと変わり、価値観や考え方も少し変わってきました。見慣れていた記念館の周りの風景もなんだか新鮮で、空を見上げて深呼吸をすると、なんとも言えない気持ち良さでした。

伊丹さんの本で『小説より奇なり』の中の「人世劇場 孤軍奮闘篇」は主婦二人がお産の体験談を語っています。産後に読み返し、初めて読んだ時は、「ヘェ?」という感じだったのが、「ソウ!ソウ!」に変わり、ニヤリとしている自分がいました。
何はともあれ、生命の誕生という神秘的な場面に立ち会え、経験できた事は私の人生において、すばらしい宝になり、我が子の存在は仕事への活力になっております。

髪型も『マルサの女』の板倉亮子風にし、Caféタンポポの新メニューも張り切って考案中です。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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スタッフ:木山