記念館便り ― 記念館からみなさまへ

記念館便り

こちらでは記念館の最新の情報や近況、そして学芸員やスタッフによる日々のちょっとした出来事など、あまり形を決めずに様々な事を掲載していきます。

2009.06.30 『13の顔を持つ男』

みなさんこんにちは。明日からはとうとう7月ですね。
『7月』ってなんだか、もうその響きだけでワクワクしてきませんか?「これから夏が始まるぞ!!」という感じで。
「これから新しい季節が始まる」時は、これまでにその季節に経験した楽しいことがいろいろワーッと思い出されて、私は無性にワクワクするのですが、みなさんはいかがですか?

こんな時は「『物より思い出』とは、よく言ったものだな?」としみじみ感じます。

さて話は変わりますが、近頃私はと言いますと、「通販職人」と化し、日々伊丹十三記念館のオンラインショップへのご注文の対応をしています。
と言いますのも、先日伊丹十三賞を受賞された糸井重里さんが運営されているウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で、6月8日から伊丹十三特集が始まり、記念館のオンラインショップのリンクを貼って頂いたからなのであります。

これまでも、「知る人ぞ知る」幻の(?)DVDであった『13の顔を持つ男』に、その日からご注文が相次いでいるのです!
このDVDは以前から、伊丹十三記念館のグッズショップと記念館オンラインショップのみの販売でありながら、各方面で好評を頂いておりました。
伊丹十三の幼少期から、様々な仕事で活躍したその仕事ぶりや、伊丹十三をよく知る方々のインタビューなどが収録されています。

 

13の顔を持つ男.JPGこのDVDを制作したのは、日本最初の独立テレビプロダクションとして有名な「テレビマンユニオン」という会社であります。この「テレビマンユニオン」とは、名前を聞くと誰もが知っている、有名で人気のあるテレビ番組数々の制作を手がけている会社なのです。そんな会社の作ったDVDが記念館限定で販売されているなんて、なんとも贅沢な話ですね。

なぜ、そんな会社がこのDVDを制作するに至ったのかは、先日「ほぼ日」で糸井さんとの対談をなさったテレビマンユニオンの浦谷年良さんが熱く語っておられますので、是非ご覧下さい。
浦谷さんは伊丹十三が映画監督になるよりも前、テレビ番組の制作に興味を持ち仕事をしていた時期に、一緒にお仕事をなさっており、当時の伊丹十三から大変影響を受けられたそうです。


スタッフ:川又